でも、説得の仕方に注意しないと、絶縁状態になっちゃいます。
今日は、マルチ商法にハマった友達をすっきり辞めさせてあげる方法について書きます。
以下のようなことで、悩んでいる方、必見です。
・マルチ商法にハマった友達をネットワークビジネスから辞めさせてあげたい方
・マルチ商法にハマった恋人をネットワークビジネスから辞めさせてあげたい方
・マルチ商法にハマった子供をネットワークビジネスから辞めさせてあげたい方
・マルチ商法にハマった妻をネットワークビジネスから辞めさせてあげたい方
このようなことで、悩んでいる方に参考になると思います。
感情的になって、つい喧嘩にならないように、うまくマルチ商法から脱退できる方法を紹介します。
ただ、身近な人がマルチ商法にハマって、辞めてもらいたいと思っている人に対しての記事です。
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マルチ商法にハマった友達に、してはいけないこと2選
マルチ商法にハマった友達をなんとか救ってあげたい。
その気持ちはいいのですが、勢いだけで突っ走ってしまうと、大失敗な結果になりかねません。
大喧嘩になって、友達を救うためにしたのが、逆に友達関係を失いかねません。
以下の2選は、避けて行動しましょう。

マルチ商法を否定する
マルチ商法とは、マルチレベルマーケティングとも呼ばれ、特定商取引法第33条で定義されている連鎖販売取引のことで、違法ではありません。
そして、マルチ商法にハマった友達は、
「マルチで夢を叶えるんだ。」
「お金を貯めて、親孝行するんだ。」
「意識高く生きるんだ。」
と、マルチ商法でできた仲間と、熱くなっています。
そこに、あなたがいくら動機は正しいとはいえ、
「マルチ商法で、初めは自分で商品を使った方がいいよ、とそそのかれ、借金を背負って自己破産した人がたくさんいるよ。」
「友達を金づるのように紹介して、ネットでも、巷でも、めちゃくちゃ評判悪いよ。」
「マルチ商法で、月20万円以上、稼いでいる人って、マルチしている人の2パーセントもいないよ。なら、他の仕事をした方がいいよ。」
このようなことを言って、相手を否定したら、火に油をそそぐだけで、喧嘩になってしまい、大事な友達関係まで壊れてしまいかねません。
言っていることは、いくら正当性のある事でも、論破してしまって、お互いに気が悪い状態になって、友達関係も反故にしてしまっては、元も子もありません。
一方的に、正しいことや、あなたのために言っているというスタンスは、辞めておきましょう。
じっくり相手の話を聞くという余裕を持ちましょう。
消費者センター、弁護士、警察に相談する
マルチ商法とは、違法なビジネスではなく合法なものです。
消費者センター、弁護士、警察に相談しても、話すだけで何の解決にならないことが多いです。
公的な機関では、費用はかかりませんが、弁護士や探偵に相談する場合、無料相談でなければ、何らかの費用が発生することが考えられます。
最終的な手段として、利用するのならいいとは思いますが、初めの段階ではもっと有効な手段に力を注いだほうが、いいと思います。
消費者センター、警察、弁護士、探偵への相談は、最終手段として考えておきましょう。
最終手段として考えましょう。
マルチ商法にハマった友達を救う8つの方法
マルチ商法に前のめりになった友達を救うのは、慎重に行わないと、ついカッとなったり、論破したりして、なかなかうまくいきません。
相手を傷つけてはいけません。慎重に考えていきましょう。
次に紹介する8つの方法から、友達を救いましょう。

情に訴える
論破して、相手を言い負かせてはいきません。
まず、相手の話をよく聞いて、情(気持ち)に訴えていきましょう。
まず、相手が今熱中しているマルチ商法について、よく聞いてあげましょう。
聞いて、聞いて、よく友達のことを理解してあげましょう。
どうして、マルチ商法にハマったのか、理解できることにもなります。
「お金を貯めて、親孝行したい。」
「お金を貯めて、東京の原宿で店を出したい夢がある。」
真剣に考えている方が多いのが、マルチ商法にはまる方の特徴です。
聞いてあげて、聞いてあげて、友達がすべてを吐いてから、こちらの言い分をいいましょう。
「でもさあ、マルチで被害出ているケースも多いよ。」
「勧誘できなくて、自分で商品を買い込まなければならなくなって、借金背負った人も多いみたいだよ。」
「あなたは、立派に将来のことを考えて、勧誘をしていると思うよ。でも、世間はマルチしている人って、見るわけじゃん。世間の評判は悪い訳じゃん。あなただったらさあ、他の仕事でも十分やっていけるよ。」
いくつか話を用意していて、相手が頷くようになったら、マルチ商法を辞めた方がいい、という話へと誘導していけばいいのです。
あくまで、あなたなら、他の仕事でも十分やっていける、と情に訴えていくのです。
論破せずに、よく相手の話を聞いて、情に訴えていきましょう。
尊敬している人に説得してもらう
自分が説得してもうまくいかないなって、思う場合、友達が尊敬している人から説得してもらう方法もあります。
誰でも経験があると思います。
部活動とかで、人間的に尊敬している人から言われることなら、疑いなく素直に聞いてしまった経験がありますよね。
憧れの先輩が、「ダッシュを10本、練習前にやったら、うまくなるぞ、」って言われたら素直に「はい、わかりました。」って二つ返事でしてしまいますよね。
ビジネスアイディアでも、うだつが上がらない人が言っても、誰も信用しませんのに、同じことでも、ホリエモンさんやソフトバンクの孫さんが言うと、「そうなんだ。」って、妙に納得しませんか。
この原理を応用するのです。
友達が、尊敬している先輩や人に頼んで、マルチ商法を辞めた方がいい、という話をしてもらうのです。
案外、効果がありますよ。
現に、私の友達は、私と共通の知り合いで、友達が尊敬している先輩から、「ア〇ウェイを辞めた方がいい。前の仕事に戻れ。」と言われて、調理士に戻りました。
信頼して尊敬している人から言われると、人はその気になることがあるようです。
友達が尊敬している人から、説得してもらう。
外堀から攻める
友達がマルチ商法に熱狂的になってしまって、何を言ってもダメな場合、
周りの友人から攻めていくことで、本人に気づかせる方法があります。
友達が連絡しそうな共通の友達に、こちらから
「あの子、マルチにハマったみたいよ。連絡来ら気をつけて。」
と先にメールを回しておくのです。
マルチにハマった友達が、みんなにメールする頃には、もうみんな周知済み。
そして、あっけないメールのやり取りになったら、
マルチ商法にハマった友達も、なんとなく気づくでしょう。
「マルチをすると、友達なくすんだ。」って。
こうすれば、マルチ商法していると、友達から嫌われると悟らせることができます。
後は、本人が気づくかどうか、ですね。
共通の友達に、「あの子、マルチにハマったよ。気をつけて。」とメールを回す。
条件を決める
マルチ商法って、簡単に稼ぐことはできません。
いやっ、簡単どころか、ほとんどのネットワーカーは、借金をすることはあっても、利益が出せないのが現実です。
マルチのセミナーで、偉そうなことを言って、講師をしている人でさえ、月収20万なんて、ザラな世界です。
こんな厳しい世界だから、友達に条件を決めてもらうのです。
「1年以内に30万円以上稼げなければ、マルチ商法を辞める。」
例えば、こんな約束をしてもらうのです。
たいてい、3か月ほどで、うまく勧誘できずに、自分で商品を買い込み、人によっては、カードでリボ払いで買い込みを始めだそうとします。
約束をしておけば、その頃に、冷静に我に返ることもあるはずです。
〇月までに○○万円稼げなければ、マルチ商法を辞める、と約束してもらう
他の仕事を紹介する
友達がマルチ商法で、充実しているようなことを話すと、どんどん頷いて聞いてあげるのです。
友達は、毎週セミナーに行って、滅多に会えない講師から色々ためになる話を聞いている、とか。
目標に向かって、生きることの大切さがわかった、とか。
毎日、充実している、会社員の時とは、全く違う、とか。
色々言ってきます。
話しを十分に聞いてあげて、ところで
「毎月 どれくらい稼いでいるの?」
と聞いてみるのです。
ここで、渋い表情をしたら、
「○○君のように、仕事熱心で、素直で、人から好かれるタイプだったら、他の仕事でも十分やっていけるよ。」
「ネットワークビジネスだったら、稼ぐどころか、借金背負う人の方が多いみたいだよ。」
「○○君みたいな人がもったいないよ。別の仕事しなよ。」
こんな感じで、別の仕事を提案してあげるのです。
友達のいいところを褒めてあげて、他の仕事を紹介してあげる
マルチ商法の大変な面を伝える
マルチ商法をして、何人か勧誘活動をしていると、そう簡単にセミナー会場に来てくれる友人知人はいません。
それどころか、ジワジワと嫌われていくのがわかってきます。
相手の話をよく聞いて、真っ向から否定せずに、
「でもさあ、マルチって大変なんでしょ。」と言ってみるのです。
相手が、頷くようであれば、事前にマルチの大変さを調べておいて、具体的に話していくのです。
・マルチ商法は、もうこれ以上増やすことのできない飽和状態であり、もう利益を個人が出すことはできない。(昔からやっていて、今、トップの位置にいる人は別)
・口コミだけでなく、インターネットでも、マルチ商法の悪い情報が流れており、顧客を勧誘できるどころではない。
・マルチ商法で、超有名なア〇ウェイも、売り上げが全盛期の半分以下になっている。
・月収20万円稼ぐマルチの人は、全体の2パーゼント以下と言われている。
・マルチ商法で、自己破産や家族崩壊、など社会問題にもなっている。
・マルチ商法のグループは、カフェ立ち入り禁止の店すらある。
・セミナーに勧誘の際、「○○というマルチ商法のセミナーです。」と告げなければ、違法である。
以上のことを伝えてみましょう。
賢明な方でしたら、きっとわかるはずです。
マルチの悪いところを伝える。
応援する
友達が、今熱心にマルチ商法をやっている場合は、話しを聞くだけ聞いてあげて、
「○○君だったら、真面目だし、素直だし、きっとうまくいくよ。応援してるよ。」
と言ってあげましょう。
マル商法は、簡単には儲かりません。
たいていは、2、3か月もしたら、商品を買い込むはめになり、だんだん先に不安になってくるようになります。
その時に、再度、連絡してあげて、
「もっと他にいい道があるよ。」
と他の仕事を示唆してあげましょう。
友達が大切であれば、ある時期まで待ってあげるのも、愛ですね。
初めは応援してあげ、3か月ほどした頃に、他の仕事を薦める。
消費者センター、弁護士、警察に相談する
マルチ商法は、違法でなありませんので、消費者センター、弁護士、警察や探偵などに相談しても、埒が明かないことが多いです。
しかし、インターネットでググると、弁護士や探偵事務所が、マルチ商法の無料相談を受け付けているところもあります。
ダメもとで、そういったところに最後の綱として、相談してみるのもいいでしょう。
消費者センター、弁護士、警察、探偵などの機関にダメもとで相談してみる。
マルチ商法にハマった子供を救うには
マルチ商法にハマった子供を辞めさせる場合も、感情的になっては逆効果です。
まずは、子供の話を否定せずに十分に聞いてあげましょう。
そのうえで、条件付きで応援してあげましょう。
「1年以内に月30万円以上稼げないようなら、その時は辞めなさい」と。
マルチ商法にハマった際は、子供も前途洋々なことをイメージしています。
「意識高い人になるんだ。」
「夢を叶えるんだ。」
「お金も時間の自由に使うんだ。」
「成功者になるんだ。」
月に30万円くらいなら、簡単に稼げると本気で思っています。
その心境を利用して、
「なら、頑張りなさい。応援してるから。でも、1年後、月に30万円の稼ぎに満たない場合は、辞めなさい。約束しなさい。」
こう約束するのです。
ほぼ、100%、1年後と言わずに、辞めてかえってくるでしょう。
こうすれば、親子関係も円満にマルチ商法を辞めさせることができます。
条件を付けて、守れなければ、辞めることを約束させる。
妻をマルチ商法から救うには
妻をマルチ商法から辞めさせるのも、厄介な問題ですよね。
旦那からすれば、「こっちが一生懸命働いているのに、何がマルチだ!」。
怒ってしまうのも、当然かもしれません。
でも、ここは我慢です。
妻がマルチ商法をしてると感づいたら、こう切り出してみましょう。
「最近、ママ友らとパーティーやセミナーに参加とかしてるけど、何してるの?」
決して、「お前、マルチ商法してるだろう!」って怒鳴ってはいけません。
きちんと、マルチ商法をしていることを打ち明けてもらって。
それからです。
「あなたが、決めたことだから、応援したいし、きっと、あなたのことだからやったらできる、と思っている。」
「本当に応援したい。」
「でも、世間から見たら、マルチ商法って、評判が悪すぎるんだ。」
「借金している人も多いみたいだし、自己破産もおおい。ましてや、大事な友人を失っていく。」
「そんなものにかかわってほしくないんだ。」
「僕も会社で、一生懸命働いていて、あなたが、そんな評判悪いところで、勧誘活動してると思ったら、心配だし。」
「考え直して欲しいんだ。」
旦那としての意見を伝えたら、後は、条件を決めたり、外堀から攻めて行ったり、別の仕事を紹介したりして、(マルチ商法にハマった友達を救う9つの方法を参照)妻にマルチ商法を辞めてもらうようにします。
それでも、考え直さない妻なら、離婚も視野に入れてもいいのでは。(冷や汗)
感情的にならずに、考え直してほしいというスタンスで攻める
マルチ商法にハマった恋人を救うには
マルチ商法にハマった恋人を辞めさせる方法を紹介します。
今回は、彼氏がマルチにハマった場合です。
まず、ここでも、マルチ商法にハマった彼氏の言い分をよくよく聞いてあげることです。
なぜなら、マルチは、顧客の反論や言い分をしっかり聞くことを日々トレーニングしています。
また、マルチの仲間同士でも、相手の話を最後まで聞く練習をしています。
恋人であるあなたが、話を最後まで聞いてあげなかったら、どうなることでしょう?
彼氏は、「じゃー、いつも俺の話を最後まで聞いてくれて、理解してくれるマルチ仲間の○○と付き合うわ。」となりかねません。
このような危険性があるので、今後も付き合いたい彼氏なら、きちんと彼の言い分を聞いてあげましょう。
「よくわかった。あなたの熱い思いは本当によくわかった。」
「でもね、マルチって、世間的にいい評判ないしね。もちろんマルチしてても、尊敬できる人や素晴らしい人も多いと思うよ。」
「私がさあ、お金いっぱい稼げるけど、いかがわしい仕事しても、あなたは平気?」
「嫌でしょ。それと同じ思いを私はしてるの。」
このような流れで、辞めてもらうように仕向けていきましょう。
ここからは、彼氏の反応を見て、マルチ商法にハマった友達を救う9つの方法の段落を見て、条件を決めたり、外堀から攻めたり、尊敬している人から説得してもらったり、反応に合わせて、攻めていきましょう。
恋人の話をよく聞いて、反応を見て攻めていきましょう。
まとめ
マルチ商法から、足を洗わせるのは、なかなか難しい問題です。
マルチネットワークビジネスというのは、人を変え、物を変えて、昔から存在しています。
解約できるのは、本人のみです。
本人の気持ちが変わらなければ、解約できません。
大事な人だったら、愛を持って、その人がマルチから足を洗うまで、見守ってあげましょう。
最後に、私はマルチ商法が悪とは思っていません。
むしろ、尊敬できる人も見かけましたし、マルチ商法の会社が得意先であったこともありました。
ただ、勧誘されてから、自己破産や借金を背負った人も同時に多く見てきました。
被害が最小限に済ませることが、業界への発展に寄与すると思っております。
参照記事
ネットワークビジネスの洗脳の11の手口と実態、洗脳の解き方を一挙公開
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