微妙に断りにくい人間関係から連絡あるので、ホント面倒臭いよね。
マルチ商法の勧誘の手口を知っておいて、正しい断り方を知っていれば、安心だね。
・親友からのマルチ商法への勧誘に断るに断れないで、困っている方
・ひつこい勧誘に対応できない方
・マルチ商法の勧誘の手口を他のビジネスに応用したい方
・マルチ商法の手口を知っておきたい方
今日は、このような悩みを持った方に向けて、記事を書きました。
敵のことを知っていれば、怖いものはありません。
最初に誤解のないようにお伝えしておきますが、私はマルチ商法が悪とは思っていません。
マルチ商法している人でも、尊敬に値する人はいると思います。
ただ、マルチ商法の勧誘を断ることができずに、大変な被害にあった方やひつこい勧誘に悩んでいる方のためにマルチ商法の手口を知って、最強の断り方を知っておいたほうがいいと思い記事を書きました。
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マルチ商法の勧誘の切り返しのトーク
久しぶりに高校の旧友から電話があって、会うことになった。
そうなったら、懐かしいし、昔話に花が咲くと思ったら、マルチ商法の勧誘だった、ってことあるよね。
心の中では、「面倒くせー」って思っていても、旧友の手前、顔には出せない。
そして、ついつい、マルチ商法の話に質問したら、ドツボにハマる。
マルチ商法の話で、質問すると、ドツボにハマってしまいます。
マルチの人間は、想定される質問から、切り返しのトークを用意しています。
代表的な4つを紹介します。
「それって、ネズミ講じゃないの?」
こう聞くと、大変ですね。
マルチの人間は、うまく次のように答えてきます。
「俺もさあ、初めは怪しいネズミ講と思っていた訳。」
「でもさ、話ししてくれた人を見てると、なんかすっきりしていて、魅力がある人だったので、話だけ聞きに行ったわけ。
「そしたらさ、全然大丈夫! 合法的な仕事って、分かったわけ。」
「それでさあ、毎月、収入会ったらいいと思わない!」
こんな感じで返してきますね。
そうなると、なんか向こうのペースになっちゃうし、高校時代の旧友だから、断りにくいわけ。
営業している僕は、こう返してやった。
「そうだね。○○君の言う通り、合法的で、法律に沿ったいい仕事ってことは、わかってるよ。」
「だって、○○君がしている仕事だしね。信用してるよ。」
「でもね、やっぱ世間の人は、そう思ってないよね。もちろん、世間が間違っていることって、いっぱいあるよ。」
「でも、僕は、世間の人がちょっと怪しいって思っている仕事をする勇気ないな。地道に今の会社で、やっていくよ。」
マルチ商法をしている友人は尊重して、世間を気にして僕は生きていくという断りをする
「それって、ほんとに大丈夫なの?」
これも、よく質問してしまうセリフです。
しかし、相手は研究しているので、こう答えてきます。
「俺もさあ、初めはなんか怪しいビジネスと思っていたわけ。」
「でもさ、話聞いたら全然違ったわけ。だいたい、法律を無視した怪しいビジネスなんて、する訳ないし、勧める訳ないじゃん。」
こうなってくると、またもや、相手のペースにハマリそうになりますね。
ここでも、営業経験豊富な僕は、逆にこう切り返しました。
「そうだよね。○○君がしているビジネスだからね。きちんとした仕事だと思うよ。」
「「でもさ、話を聞かないと、分からない仕事って、周りの人はちょっとって思う訳じゃん。僕はやめとくよ。そこまでして、お金に困ってないし、そう○○君のように野望もないし。」
これで、お終いにできます。
相手を尊重して、傷つけないように、世間の人はマルチを怪しく思う。
僕は、世間の人の意見で生きた生きていきたい。
そもそも、そんなに野望もないし、と相手を立てておく。
「周りの人に怪しまれない?」
こう聞いてしまうと、巧妙なマルチ商法の人は、用意周到に切り返しのトークを持っています。
「大多数の人が怪しく思っても言い訳。だって、だいたいが一般の人で、成功者って一握りじゃん。」
「逆に、周りの人が怪しく思っているから、チャンスなんだよ。みんなが当たり前にやるようになったら、もうチャンスないからさ。」
またもや、相手のペースにハマリまりそうになりますね。
気が付くと、セミナー会場に連れて行かれることにもなりかねません。
僕なら、こう切り返します。
「○○君は、向上心が高いからいいけど、僕はやめとくわ。周りの人が怪しく思うビジネスなんて、やっていく自信ないし。今の仕事でも十分満足してるから、悪いけどいいよ。」
こう返せば、完璧ですね。
ここでも、周りの人の意見を重視したい。
あなたのように、そんなに向上心ないと言って、相手も立てて置く。
「ネットでも、いろいろ書かれてない?」
早くこの席を立ちたいから、インターネットでも悪評書かれているよねって、言いたくなりますね。
こう聞いてしまうと、
「だいたいさ、世の中には、妬みや嫉妬があるんだよね。」
「成功して、自由な時間とお金を手に入れている人を見ると、なんだかんだ、言いたくなるわけ。」
「だいたいさ、一握りじゃん、成功者って。そんな何も知らない癖に、言いたいこという人のこと、気にしなくていいよ。」
「なんかさ、迷ったことあったら、僕に相談してよ。」
こんな感じのことをネットワーカーは、言われます。
だんだん、向こうの懐に入っていきそうですね。
営業のスペシャリストの僕なら、ここでこう切り返します。
「実際、ネットでたくさん、悪いこと書かれているのだったら、やはり大勢の人は、批判的な訳じゃん。」
「それだったら、僕は自信ないからやめとくわ。○○君みたいにそんなに向上心ないし、今の会社の収入で十分だからさ。」
これで、お終いですね。
相手に不快感を与えないように、話を切ってしまうことがポイントです。
自分は世間の意見を気にするタイプであることを伝える。
今の会社の収入で、十分であることを伝える。
「実際にいくら稼いでいるの?」
ついつい旧友だから、聞いてしまいがちな質問です。
だいたい、ピラミッドの底辺にいるネットワーカーは、マイナスが出ることがあっても、そう稼いでいることはあり得ないです。
しかし、マルチ商法の人は、うまいトークを準備しています。
「そうだね。今月、このままのペースで行けば、〇万円くらいいくかな。」
「これが、2、3か月続けば、だいぶ自由になるよ。」
こんな感じで切り返してきます。
このトークには、嘘はないですね。
このペースで行けば、〇万円くらいいく、ということは、このペースが続かなければ、〇万円は無理ということですから。
また、これが2、3か月続けば、だいぶ自由になると思うよ、というトークも、だいぶ自由と言っているので、具体的にいくらと言っている訳ではありません。
ネットワーカーは、うまく儲かっているというイメージがするように話してきます。
僕なら、ここでこう切り返します。
「このままのペースでいけば、とかって、なんか嫌だな。確実性がないもんな。」
「今の会社のように、確実にいくら貰えるって方が、いいし。今の会社で十分満足してるから、辞めとくよ。」
このように、相手がはぐらかしている部分について、嫌だなって、言えば、相手もそう言ってこないものです。
そして、今の会社で満足していることを伝えておきましょう。
毎月決まった額が振り込まれる会社員の方がいい。
いまの給料に満足している、ことを伝える。
ネットワーカーは、ネガティブな質問をされても、まずは共感してから話を展開して、気が付くとセミナーに参加していた、ということを目的にしています。
ネットワーカーが昔の旧友って、人も多いので、相手を傷つけずに、世間を大事にしたい、今の会社で満足している、という主張をしましょう。
そうすれば、後味悪くなく、マルチ商法を撃沈することができます。
マルチ商法の勧誘で狙われる4つのタイプ
マルチ商法で、勧誘されやすい人の特徴というものがあります。
マルチ商法をする人は、虎視眈々とそのタイプの人を狙っています。

低収入でブラックな仕事
低収入で、身体もきつくて、長時間労働や緊張する時間の長い仕事をしている人は、マルチ商法の恰好の狙い目とされています。
具体的には、美容師、理容師、飲食、工場などの現場系。
ストレスも多く、仕事もきついので、ずっと続けることは無理だなって、内心思っている人が多いのも、これらの職業です。
そこをマルチ商法の勧誘は、狙っています。
勧誘時に、相手のニーズも引き出しやすく、話も弾むからです。
「お金も安くてね、拘束時間の長い仕事って、生きてる意味ないと思わない?」って、振ると、
簡単に 「そうそう。○○の仕事って、ストレスたまるわ、しんどいわ。やってられないよ。」と、
思うがままに展開するのも、低収入でブラックな仕事をしている人の特徴です。
ネットワークビジネスの勧誘の思うままですね。
狙い方は、マッチングアプリが圧倒的に多いです。
もし、マッチングアプリで、異性から積極的にアプローチが来る場合、上記のような仕事に就いている人は、注意が必要です。
責任重くストレスたまる仕事
強烈にストレスが溜まり、責任も重い仕事も、マルチ商法の勧誘のターゲットになります。
具体的には、意外に思うかも知れませんが、看護師が多いです。
看護師の方は、仕事がきついからか、浪費をして発散するタイプの方が多いようですね。
仕事が終わってから、同じ看護職でバイトしている人も多く、また夜の仕事でバイトする人も多いです。
私が、営業マン時代に経験したことでは、看護師の人で、カードが通らない自己破産の人も多くいました。
看護師の方は、実際に副業している人も多く、浪費癖のある人も多いので、マルチ商法の勧誘には持ってこいです。
目下の立場の人
マルチ商法の人が、最初に狙うのは、以前の後輩や部下などの自分より目下の人です。
後輩や部下は、素直に言うことを聞く場合が多く、勧誘に成功して、マルチを一緒にやる場合でも、こちらを立ててくれるので好都合です。
もし、後輩や部下がマルチを辞めることになっても、こちらを攻撃するような誹謗中傷をすることもないので、実に安心です。
マルチ商法のトレーニングでは、最初に後輩や部下をリストアップするように指導されます。
先輩や上司から、久々に連絡があった時は、要注意です。
ルックスのいい人
マルチ商法をする上で、見た目は非常に大事です。
特にマルチ商法で、女性でルックスとスタイルのいい人は、どんどん勧誘を増やす傾向があります。
特に男性は、綺麗な女性に弱いので、ルックスのいい女性を勧誘することが、マルチ商法の手口でよく行われます。
マルチの勧誘に豪華なアクセサリーを付けて、キャバクラやバーに行って、自慢話しをさんざんほざいて、関心のあった女の子に後日会って、勧誘する手口です。
夜のお店で働いている女の子は、お金が欲しいというモチベーションも高いため、結構マルチ商法で使えます。
マルチ商法の勧誘の最強の断り方

マルチ商法の勧誘に出くわしてしまった場合の最強の断り方を伝授します。
ネットワークで熟練した人にかかわってしまった場合は、ぜひ、次のように断って下さい。
きっぱり断る
世間話しが終わって、勧誘の話になったと思ったら、
「ネットワークビジネスの勧誘には、付き合わないと決めているので、ここで失礼します。」
と言って、席を立つことです。
席を立って、颯爽と帰って下さい。
もう二度と合わなければ言い訳です。
これが、最強で最速な断り方です。
ここで、もし、理由を丁寧に話してしまうと、もうドツボです。
ネットワーカーは、反論に対する丸め込みを研究しています。
毎日毎日、反論に対するトークを独り言のように唱えている人たちです。
そんな人に素人が、反論すると、いとも簡単に丸め込まれてしまいます。
もし、長時間にわたって、なんとか断れたとしても、神経が消耗するくらい疲れますし、嫌な思いをするだけです。
勧誘の話が出たら、すぐに席を立ちましょう。
勧誘の言葉を聞いてしまったら
もし、勧誘の言葉を聞いてしまったら、
「申し訳ございません。マルチネットワークには、興味がないので。」
と断りましょう。
ここで、注意してほしいのは、理由を決して言わないことです。
理由を言うと、マルチネットワーカーの丸め込みにハマります。
彼らは、そんなことばかり研究しているのですから。
もし、ひつこい場合は、
「録音してもいいですか?」
と、スマホの録音ボタンを押しましょう。
そうすれば、大抵の場合、相手がひるみますので、
「では、失礼します。」
と席を立ちましょう。
他には、「借金を滞納しているので、商品を買うお金がないので、無理です。」 や
「これ以上、話されると、知り合いの弁護士に相談します。」
「あなたの会社のホームページにあなたの実名入りで、クレームのメールを書きます。」
これらも有効でしょう。
一番いいのは、きっぱり断って、席を立って帰ってしまうことです。
さいごに
マルチ商法の勧誘と断り方について書きましたが、私はマルチ商法が悪いものとは思っていません。
マルチ商法でも、尊敬に値する人はいるでしょうし、実際にいい方とも出会ったことがありました。
ただ、マルチ商法で、嫌な思いや被害にあっている人も多いのも事実です。
マルチ商法が嫌いな方や主義に合っていないと思う方は、ぜひ、参考にして下さい。
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