資格取得者が、案外仕事がなかったり。
低所得で、結果、貧乏するはめになったり。
資格取得しても思ったほどの生活が出来なのが現実なのではないでしょうかね。
ただ資格を取得するだけでしたら、厳しい現実が待ち構えています。
手に職って言うけど、それも単に労働者ですから。
資格を目指すのなら、その先を考えましょう。
今日は、資格取得者の実態と資格を取って貧乏にならない方法について書いていきます。
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難関資格をめざして、まさかの貧乏
難関資格を目指すに、会社に勤めながら、勉強して合格するのはまず難しいでしょう。
会社に勤めて、2年~3年で、司法試験、公認会計士の試験、税理士の試験を受けるために、会社を辞めて、高い授業料を支払って、予備校に通って資格取得を目指してめでたく資格を取得できたのはいいが、再就職できず、資格難民になっている人も結構な数いるという。
これは、難関資格の士業に多く、市場が年々縮小しているのにもかかわらず、資格合格者が年々増えて、仕事につけない人が出てきているからです。
いきなり自分で開業する訳にもいかず、合格しても予備校の費用の借金だけが残るという悲惨な例も多いようです。
例えば、弁護士の場合、
この10年で裁判の件数が3割ほど減少しているのに対して、弁護士の数は急激に増えています。
旧司法試験での合格率は、1~3%台であったのに対して、新司法試験では平均合格率は約30%でここ10年で倍ほど弁護士の数は増えているのです。
実際に私の先輩の弁護士曰く、イソ弁ならサラリーマンの給料に少しいいくらいか、同じほどとぼやいていました。
難しい六法全書を読み込んで、勉強したのにもかかわらず、やっている仕事はほとんどが離婚関係。
ひと昔のように、弁護士の数が少なくて、裁判も多ければ、それなりにリッチな暮らしもできるかも知れませんが、今となっては・・・。
私の後輩の税理士も、難関の税理士試験を合格して、会計事務所に就職できたのはいいが。
いまや税理士も会計士と仕事の縄張り争いの中、市場が縮小した状態でなかなか独立もできずに、使われている状態。

中堅資格の実態は
世の中に資格はたくさんありますけど。
例えば、ファイナンシャルプランナー、いわゆるFPという資格ありますよね。
むかし、大阪の電話セールスの会社が作った、当時はある会社が独自に作った資格だったのですが、いつの間にか国家資格になってますね。
ファイナンシャルプランナーの年収300万円から400万円ですよ。
国家資格というブランドの割には、年収少なくないですか。
これじゃ、投資のアドバイスをすると言っても、その年収でしたらできませんね。
他にも、保育士、美容師、整体師、社会保険労務士、管理栄養士、理学療法士、トラック運転士。
いろいろありますが、雇われているうちは、限界があるのではないでしょうね。
資格取得者が、それほどでもない理由
資格取得者とは、どんな位置づけでしょうか?
要は、その資格を持った人しかできない仕事をする人です。
要は、ピンチヒッターも可能ということです。
例えば、理学療法士。
病院でリハビリ指導する人ですね。
もし、誰かが辞めても、理学療法士の資格を持った人なら、他の人で代替可能ですよね。
もし、病院のリハビリ採用の数より、理学療法士の数が増えたら、どうなります?
過剰人員で、資格取っても、仕事にありつけない人が続出するでしょうね。
そうなると、収入も激減するでしょう。
これからAI人工知能が、どの分野に参入してくるか未知数なので、読めないことも多いです。
要は、資格取得者とは、その分野の仕事ができるピンチヒッター可能な人と定義されます。
サラリーマンと違いがそうないように思いますがね。

貧乏にならない資格の生かし方
資格を取ったら、一生安泰なんて考えは捨てましょう。
しかし、せっかく資格取得したのだから、稼ぎたいですよね。
ピンチヒッター不可能な資格取得者になりましょう。
例えば、税理士さんなら、
「税理士がアドバイスする確定申告」とか、「税理士が教える意外と知らない相続税の払い方」
こんなテーマでブログ発信してもいいし、いまなら動画で紹介してもいい。
広告収入を得ながら、オリジナルなものを発信していけばいい。
例えば、トラック運転士なら
「地方の美味しい食べ物の紹介」や「各サービスエリアの地元の特産物の紹介」など。
トラック運転士ならではの発信を動画やブログで配信してもいい。旅好きな方に受けそうですね。しかも穴情報なので、見どころ満載かも。
例えば、管理栄養士なら
「管理栄養士が教える、さらばメタボ」や「高齢者にいい献立 べすと5」など。
人に喜ばれる発信ができるものだ。
こんな管理栄養士さんいたら、嬉しいですね。毎日動画見て勉強したいですね。
例えば、イタリアンシェフなら
「家庭でも簡単にできるイタリアンディナー」や「缶詰でできるフィッシュ料理」など。
主婦に喜ばれる配信ですね。かなりアクセス集めそうですね。
要は、何が言いたいかと言うと、
オリジナルなものを提案すればいいということです。
稼げない資格者 → 組織の中でその仕事だけをする

ピンチヒッター可能な資格取得者は、貧乏になる
代替可能な資格取得者は、AI人工知能に取って代わられる運命にあります。
いまは、その人が辞めれば、別の人が入ってくるというだけで、いまは人間が代替しています。
近い将来、大幅に自動化の波がきます。
その時に、自分しかできないオリジナリティーを持っていないと、これから先大変になります。
資格でも取っておきなさいと説教している親御さんがいたら、要注意です。
手に職つけて、自分だけの専門分野の発信をしていきましょうと子供に伝えましょう。
ユーチューブやブログは自分だけの技能
ユーチューブやブログは自分だけの技能です。
自分の商品です。
単なる資格取得者は、その他大勢の同じ資格取得者となんら変わりはありません。
資格を取って仕事に就く際、世の中にこんな提案をしていこうと アンテナを張り巡らせておきましょう。
その分野のどこにニーズがあるのか、考えながら仕事に取り組みましょう。
大きく自分に返ってきますよ。

提供元になるか、支配されるか
これは、資格取得者にかぎらず、有益な情報を提供する側になるか、支配されて労働する側に立つかでは大きく人生が違ってきます。
提供する側に立つと、やればやるほど、自由度が上がってきます。
しかし、雇われ側だと、やればやるほどその組織と支配される力が強くなります。
若いうちから、有益な情報を提供する側に立つ努力をしていきましょう。
天と地ほど人生が変わってきますよ。
さいごに
資格の数も増え、有資格者の数も増えています。
しかし、日本は少子高齢化の中にいます。
マーケットは、ほとんどが縮小傾向です。
昔のように、手に職をつけると言っても、環境が変わってしまった現代、発想を変えるしかありません。
自分しかできない発信。
インターネットにからめれば、無限の可能性が生まれます。
多くの有名なインフルエンサーの動きを見ていると、よくわかります。
とにかく時代のトレンドになることです。
そうすれば、楽しい人生を歩むことができるでしょう。