たいていの人は、みんな努力してるし、頑張っているのではないだろうか。
学生時代、部活動で同じ練習をしても、伸びる人とそうでない人はいた。
友達と同じくらい勉強しても、成績のいい人とそうでない人はいた。
会社に入っても、同じ時間働いても、よく売る人とそうでない人がいた。
結論から言うと、正しく頑張らなければダメだ。
今日は、私が仕事で努力が報われなかった実例と努力が報われた事例を2つずつ挙げ、努力をして報われる正しい頑張り方を紹介します。
一度しかない人生、正しい努力をして、やった甲斐がある成果を出していきましょう。
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努力しても報われなかった実例①
年齢は、30歳代後半、ある大手の請負企業で光ファイバー通信の回線を企業向けに提案、販売する会社に就職した。
前職では、電話での教材販売でダントツ2位の実績をもっていた私は、意気揚々にその新しい会社で実績をあげようとやる気満々であった。
その会社は、ガラの悪い社員が多いが、皆、課長クラスは月収100万円以上は稼いでいると言う。
その会社のやり方は、新人が入社したらいくら中途で過去に実績があっても、ガラの悪い高圧的な先輩からのロープレを受け、先輩のOKが出るまで、朝から晩までロープレを繰り返すものだった。
ただ私は、努力はものすごくした。同期入社の人が、驚くくらいに努力をした。
休み時間なし、定時に仕事が終わっても、先輩からOKでるまで永遠とロープレをおこなった。
しかしガラの悪い先輩とうまくいかなかった。
私は、そのガラの悪い先輩から押さえつけられたロープレが全くできず、というか、先輩の趣味も合わず認めてもらえなかった。
朝から晩まで嫌な思いをし、結局その会社を辞めることになった。
・ガラの悪い人と私は波長が合わない。
一日中、そんな人とロープレしているのは苦痛でしかなかった。
・ロープレという架空の中ではどうしてもうまくできず、私は実践の中で失敗しながら覚えていくタイプだった。
努力してもむくわれなかった実例②
20歳代の後半、あるアパレルメーカーで営業として働いていたことだった。
ものすごく努力をした。朝も一番で会社に出勤し、商品の仕分けをし誰よりも早く外回りに出ていった。
日中は、得意先営業と新規開拓の営業をし、夜も接待をしたりお付き合いのない日は、夜の新規飛び込みをしていた。
努力の甲斐あって、お客様の信頼も得、新規受注も増えていった。
ところが、営業部長とバツが悪かった。
私の悪口を社長や役員に言い回り、私の手柄を全部その部長の手柄にすり替えられた。
そしてその責任者から数々の嫌がらせも受け、我慢できなくなった私は結局その会社をやめることになった。
・上司とうまく合わなかった。
そのせいで、私の手柄を取られた上に、私の悪口を言い回られた。
なぜ努力しても報われないのか
自分に合った仕事で、とことん努力すれば仕事なんて、ある程度できるようになるものである。
そんなに難しいことではない。
毎日するのだから。
失敗したら覚え、そして失敗したら覚える。
これを繰り返せば、出来るようになるものである。
問題は人間関係である。
上司やその会社とうまくやっていけない場合は、私の経験上どうしようもなかった。

努力したら報われる正しいやり方
・自分に合った分野でトコトン努力する
・自分と波長の合った会社で上司とうまくやる
以上の2つです。
これを詳しく見ていきましょう。
自分に合った分野でトコトンで努力する
どんな仕事をするかは、とても重要です。
自分に合った仕事をするのです。
皆、ここで頭を悩ませると思う。
シンプルに考えよう。
人と喋るのが好きな人は、営業や接客なんかはいかがだろうか。
営業と接客に絞れたら、営業の方がフィーリングが合うなと感じたら営業、接客の方がうまく出来そうに思えば接客。
あくまでもシンプルに、直観で決めよう。
そこから、家から近いか、給料がは、と条件を絞っていこう。
そしてトコトン努力していこう。
この努力で成功しなかったら、まさに神も仏もないと思えるくらい努力しよう。
自分と波長の合う会社で上司をうまくやる
なぜか面接の時、この会社はなじめそうだ、うまくやっていけそうだと直感した会社、そこはうまくいくことが多かった。
その逆にもう何回も面接に落ちたし、この会社に決めようかなって、入社を決めた時は必ずと言っていいほど嫌な目にあった。
不思議なことに会社全体の雰囲気と合えば、その会社にいる人達、皆と波長が合った。
会社との相性も重要である。

努力して報われた実例①
私が30歳に入ったころに転職活動を行っていたとき、1社ある大手の保険会社の代理店に内定を頂いていた。
そこそこの固定給と社長との相性も悪くなかったが、なぜか面接を終え、会社を出る時に嫌なものを感じた。
後日、名もなく給料も完全出来高払いの会社に面接を受けた。
見た目は、なぜかみすぼらしい会社であり、最低保証給もすごく少なかった。
でも、なぜか働いてみたい気がした。
結局、先に面接を受けていた大手の会社を断り、後に面接を受けたみすぼらし会社に決めた。
実際に外目は大したことのない会社に勤めたが、私の給料は最初の月は少ない固定給であったが、2か月後に月収70万円、3か月以降からは月収100万円を超え、ダントツ2位の営業マンとなった。
会社全体との波長がよく、思えば通じるがご如く、うまく仕事が運んだ。
まさに相性がよかった。
努力が報われた実例②
大学を卒業してすぐアパレルショップに勤めた。
1年目は、全体的に仕事を学び、2年目から店長となった。
店長だから、仕事はすべて自分で決め、自分の采配通りに仕事を行った。
もちろん、努力もした。他のどこの店の店長よりも仕事をし、店のことを一日中考えていた。
結果は、売上は関西圏で1位のお店の店長となった。
・自分が店長なので、自分の影響力がすぐさま仕事に反映した。
・誰からも干渉を受けずに済んだ。
努力が報われるために覚えておくといいこと
・仕事の手順は論理性を明確にすること
何事も論理がかなっていないと上手くいかない。
論理性がなく上手くいっても、再現性がなく継続性がない。
・売上の数値管理
必ず客観的に見ることのできる数字を大切にすること。
正しい評価は数値しかない。
・成長率を確認する
今月よりも来月、来月よりも再来月と何か成長することをすること。
いつも伸びしろを用意しておく。
まとめ
努力したら、世間で言う報われるなんて嘘。
ただ努力は必要。
圧倒的な努力をし、これで報われないのだったら、神も仏もないほど努力をすること。
しかし、自分にあった会社で頑張ることがもっとも大事。
自分が生かせる会社で頑張ることがすべて。
入社する前に、できるだけ多くの会社を見てみよう。
そしてできるだけ直観を研ぎ澄まして、会社を選ぼう。
会社の規模や世間体ではなく、自分が会社全体の雰囲気と一体化するか、そこを基準に決めていこう。