それは、勿体ない。
食べ物を食べる目的は、栄養を補給することですよね。
だったら、かぼちゃは、実だけを食べて、皮を捨てるのは良くないっ。
でも、かぼちゃの皮を調理して食べるのは、面倒ですよね。
ついつい捨ててしまう豊富な栄養をこの機会に見直しましょう。
例えば、かぼちゃの煮物を料理する際でも、かぼちゃの皮を残しておくと、形が崩れにくので調理しやすいし、栄養も摂れるしいいことづくめですよ。
意外とちょっと工夫すると、かぼちゃの皮も料理できます。
今日は、かぼちゃの皮の栄養について書いていきます。
かぼちゃの皮の栄養をよく知って、理解して食べると、その分だけ栄養が身に付きますよ。
「栄養の吸収は、素材を理解することから」
最後に、美味しいかぼちゃの皮ごと作るレシピも紹介しますので、ぜひご覧になって下さい。
では、見ていきましょう。
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かぼちゃの栄養の一覧
かぼちゃは、皮にも栄養がいっぱい詰まっているのです。
意外ですよね。
人間は、ついつい実の部分だけに興味がいってしますね。
今日からは、かぼちゃの皮を積極的に食べましょう。
かぼちゃの皮には、βーカロテン、ビタミン類、食物繊維とかぼちゃの実と同じ栄養が含まれています。
かぼちゃの栄養一覧を紹介します。
・βーカロテン
・ポリフェノールのルチン
・食物繊維
・ビタミンC
・ビタミンE
・ビタミンK
・カルシウム
・マグネシウム
・カリウム
・リン
・葉酸
特にβーカロテンとポリフェノールのルチンが、覚えておきたい栄養です。
体によく働いてくれますよ。
特にβーカロテンは、意外にもかぼちゃの皮の部分になんと実の3倍もの量が詰まっているのです。
葉酸も含まれているので、妊娠中の方には摂っておきたい栄養です。
βーカロテン
かぼちゃの皮には、かぼちゃの実よりもβーカロテンが多く含まれています。
βーカロテンは、体にものすごくいいのですよ。
βーカロテンとは、色素のカロテノイドの一種で、かぼちゃやほうれん草などの色の濃い野菜に多く含まれている栄養です。
見るからに体に良さそうですね。
βーカロテンは、体内に入ると必要に応じて、ビタミンAに変換されるため、ビタミンAとβーカロテンの二つの働きを兼ね備えています。
βーカロテンは、強力な抗酸化作用があり、病気や老化の原因の活性酸素を除去してくれます。
ビタミンAとして、免疫力のアップ、皮膚や粘膜の健康に、目の健康に効果があります。
・がんの予防
・動脈硬化の予防
・美肌効果
・夜盲症や視力低下の予防
・皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫を高める
誰もが期待したい効能ですね。

ポリフェノールのルチン
ポリフェノールとは、ほとんどの植物に存在する苦みの成分で、人体に欠かせない栄養です。
ポリフェノールは何種類もあります。
かぼちゃの皮に含まれているのは、ルチンというポリフェノールです。
ルチンの効能は、毛細血管を強くする作用があります。
毛細血管の弾力を良くし、破れやすくなった血管を修復してくれます。
・血圧降下作用
・脳卒中
・高血圧
・動脈硬化
・コレステロール抑制
・生活習慣病の予防
血管は、全身に張り巡らされているので、有難い栄養です。
葉酸
葉酸はビタミンB群の一種で、赤血球の形成を助けたり、たんぱく質の代謝にも関係する大切な栄養です。
また動脈硬化の危険因子を下げる働きがありますので、認知症や脳梗塞の予防にもなります。
妊娠中に葉酸が不足すると、胎児の脳神経に障害が出たりするなど、赤ちゃんの発育に欠かせない栄養です。
かぼちゃの皮に葉酸も含まれているのは、有難いことです。

かぼちゃの皮もうまく食べるには
これだけの栄養があるのでしたら、かぼちゃの皮もぜひ食べておきたいですよね。
冒頭でも書いたように、かぼちゃの煮付けでしたら、皮を残して料理する方が、形崩れもしないし皮の栄養も摂れるので便利です。
かぼちゃのポタージュを作る際ですが、皮も全部一緒に煮ると色も緑色になってしまうので、皮が固い分厚いところだけ取り除きます。
だいたい3分の1くらい取り除いて、煮るといい具合に出来上がります。
かぼちゃの冷製スープでは、かぼちゃの皮を切り落として作り、ひと手間ですが、完成後にみじん切りしてスープの上にふりかけます。
余ったかぼちゃの皮は、千切りにして、カリっと揚げてお好みで塩をふって食べれば、かぼちゃの皮のチップスを楽しめます。
おやつに、おつまみに栄養たっぷりですね。
農薬には気をつけて
かぼちゃにかかわらず、農薬は気になるものです。
ただ国産のかぼちゃでしたら、まず大丈夫でしょう。
きれいに流水で洗ってから調理しましょう。
ただ外国産のかぼちゃは、ちょっと気になりますね。
私は、神経質なので、重曹水で洗い流しています。
重曹水で農薬が本当に取れるかは、実際のところわからないのですが、流水だけよりはいいと思って、やっています。
さらに気になる方は、オゾン水で洗いましょう。
強力に野菜についた農薬を落としてくれます。
オゾン水でさっさと洗えば、OKです。
簡単で優れものです。
ただ、オゾン水を作る専用の機械が必要なところが難点ですが。
美味しいかぼちゃの皮を使ったレシピ
秋の食材のキノコとかぼちゃの皮ごと使ったニョッキの作り方を紹介します。
私の好物の一つです。
ワインと一緒にどうぞ。
・かぼちゃ 300g
・マイタケ 100g
・ライム 少々
・塩 小さじ3分の1
・ニンニク 1片
・オリーブオイル 大さじ2
・塩ごま 適量
・小麦粉 60g~100g
作り方
1、かぼちゃの種とわたを取ります。
2、適当な大きさに切り、蒸します。
3、蒸し終わったら、かぼちゃに塩を加えて、皮ごとマッシュします。
4、小麦粉を加えて、絞り袋に入れます。
5、沸騰したお湯に、ニョッキ生地を絞り茹でます。
6、ニョッキが浮かんで来たら、1分ほど茹でたら取り出します。
7、マイタケとニンニクをオリーブオイルで炒め、ニョッキ、ライム、塩ごまを加えて出来上がり♪

おわりに
かぼちゃの皮には、カロテノイドの一種のβーカロテン、ポリフェノールの一種のルチンや葉酸と体にいい栄養がありますね。
かぼちゃの皮を切って、捨ててしまうのは、勿体ないです。
あらゆる病気の予防、毛細血管の強化、代謝や赤血球の形成、妊娠中の胎児の健康と効能は、すごいものです。
最後にかぼちゃの皮ごとで作るニョッキのレシピも良かったら作ってみて下さい。
私の大好きなレシピです。
かぼちゃの皮の栄養をきちんと理解して、食べると栄養が身に付きますよ。
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