私の秋の楽しみは、栗を食べることです。
栗はいいですよね。。
栄養もいっぱいあるし。
栗の渋皮に栄養にももっと凄い栄養があるって、ご存知でした?
アンチエイジングや美肌効果、生活習慣病の予防の効果があるのですよ。
ついつい栗の実だけを食べて、渋皮は食べずに捨ててしまいますよね。
それはそれは、もったいない。
せっかく秋の味覚の栗を食べるなら、栗の渋皮もたべなきゃー。
今日は、栗の渋皮の栄養についてと美味しく栗の渋皮も食べることができるレシピも紹介します。
栗の渋皮と言っても、栗の鬼皮と違うのでご注意を。
では、一緒に見ていきましょう。
栗の鬼皮と渋皮の違い
栗を食べる時、栗の大きな皮に親指の爪で傷を入れて、両端から親指と人差し指で挟んで、実を取り出して、私は田舎育ちのため、そうやって食べていました。
でも、栗の大きな皮はけっこう固いので、ケガをするといけないので、気をつけて下さい。
その大きな皮が、栗の鬼皮です。
栗の鬼皮を剥いたときに、栗の実の周りにある薄い皮が栗の渋皮です。
栗の渋皮が栄養が凄いのです。
栗の渋皮の栄養をご説明する前に、ちょっと役立つ栗の鬼皮の剥き方をご説明します。
私は、田舎育ちのため、親指の爪でひっかけて、器用に栗を剥いていましたが、包丁で栗の底の部分に切れ込みを入れて、茹でて柔らかくしてから、皮を剥く方法をご紹介します。
動画を用意したので、見て下さい。
ご覧頂けましたでしょうか。
栗の底の部分に手を切らぬように、気を付けて十文字の切れ込みを入れます。
10分程度茹でて、茹でたら水に浸し、栗を持てるくらいに冷まします。
切れ込みから、剥がしていきます。

栗の渋皮の栄養
栗の外側にある分厚い鬼皮と栗の実の周りについている渋皮の違いは、ご理解頂けたと思います。
普通は、栗を食べる時、栗の鬼皮と渋皮は食べずに捨ててしまいます。
私も捨てていました。
なんと勿体ない!
実は、栗の渋皮にすごーい栄養があるのです。
どんな栄養と言いますと、
ポリフェノールの一種のタンニンという栄養があるのです。
ほとんどの植物に含まれている苦みや渋みの成分。
抗酸化作用が強く、活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える力があります。
アンチエイジングや美容、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立ちます。
ポリフェノールには、多くの種類があり、その一つであるタンニンが栗の渋皮にあります。
タンニンの具体的な効果は、
・肌をみずみずしく保ち、シミを防ぐ効果
・美肌効果
・老化防止効果
・生活習慣病の予防効果
ポリフェノールの一種であるタンニンには、血行を良くする効果があり、肌の張りを良くしみずみずしく保ちます。
メラニンの生成を抑えるので、シミを防ぐ効果や美肌効果があります。
タンニンには、非常に強い抗酸化作用がありますので、活性酸素の発生と増加を抑えます。
活性酸素は老化を促進するものですから、老化を抑え、アンチエイジングに役立ちます。
いわゆる若返り効果です。
タンニンの抗酸化作用により、老化防止や生活習慣病の予防に役立ちます。
栗の渋皮煮の作り方
栗の渋皮を効果的に食べるには、栗の渋皮煮がおススメです。
栗の実の豊富な栄養と栗の渋皮のタンニンを効果的に摂ることができます。
栗の渋皮煮の作り方のわかりやすい動画を用意したので、ぜひご覧になって下さい。
砂糖 250g 醤油 小さじ2
ブランデーか赤ワイン 大さじ1
手順
(鬼皮を剥きます)
栗を熱湯にしばらく浸ける。
栗の渋皮を傷つけないように、鬼皮を剥きます。
この時に手を切らないように、注意します。
鬼皮を剥いたら、すぐに水の張ったボウルに入れます。
栗が乾燥して割れてしまうのを防ぐためです。
(渋皮のアク抜きをします)
ホーローかステンレスの鍋で、栗を入れかぶるくらいの水を入れます。
小さじ1の重曹を加えて火にかけます。
沸騰したら火を弱め、コトコトと10分ほど煮ます。
その間、浮いてきたアクをとります。
ザルにあけて、茹で汁を捨てます。
ボウルに入れて水洗いします。
座の部分を取り除きます。
流水にさらして指の腹でやさしく渋皮の表面の筋を取り除きます。
再び鍋に栗を繰り返します。
再度流水にかけ、筋を取り、鍋で煮詰める工程を2、3回繰り返します。
(重曹を抜く)
栗を鍋に戻して水を張り、2~3分間沸騰させて重曹を抜きます。
茹で汁を捨てます。
この作業をもう一回繰り返します。
(砂糖で煮る)
再び鍋に入れ水を張って火をかけます。
煮立ったら砂糖を入れます。
2~3回に分けて入れます。
クッキングシートをかぶせて、栗が踊らないように弱火でコトコト煮ます。
汁が半分くらいになったところで、醤油を加えて火を止めます。
お好みで赤ワインかブランデーを加えると、いい香りがします。
赤ワインにすると、栗の渋皮のポリフェノールとの相乗効果を楽しめます。