ミーンミーンと蝉がやかましく鳴く暑い夏にスイカに塩をかけてかぶりつくと、暑さも吹っ飛びますね。
まさにスイカは、夏の風物詩です。
そのスイカが腎臓に良いって、よく聞きますよね。
スイカが腎臓にいいって、どこかで聞いた記憶があるのだけど・・・という方も多いと思います。
せっかく暑い夏にスイカを食べるのなら、スイカの効能をしっかり理解して食べると食べ応えもあります。
またスイカの種も皮も、腎臓に良いのですよ。
こうなったら、種も皮もスイカ丸ごと食べなきゃ損ですね。
では、見ていきましょう。
スイカが腎臓に言い訳
暑ーい夏にキンキンに冷やしたスイカを食べると、なんか涼しくなったように感じたことがある方も多いと思います。
スイカには体内の熱を冷ます作用があります。
スイカの主成分は、水分で90%を占めますので、暑い夏の水分補給に適しています。
栄養素もミネラルやビタミン、アミノ酸が含まれていて、その中でもミネラルのカリウムとシトルニンやアルギニンといったアミノ酸が腎臓にいい効能を発揮してくれます。
これらの利尿作用により、膀胱炎や腎炎、ネフローゼ症候群といった腎臓病、高血圧や妊娠中のむくみを和らげてくれます。
体の疲れが溜まりやすい夏は、特に腎臓もケアしてあげたいものです。

スイカの種もいい
スイカを食べるとき、なんか種が邪魔になるなって思っていませんでしたか?
だって種があるから、パクパク食べれないし、なんか飲み込んじゃうとお腹に悪い感じがするしって思いますね。
でも、実はスイカの種にも利尿効果があり、腎臓のデトックスや腎臓結石の予防にいいのです。
利尿効果を高めることにより、腎臓に蓄積した毒素や老廃物を除去してくれるのですね。
だったら、スイカの種を捨てるの勿体ないですね。
お茶にして飲んでみましょう。
スイカの種でお茶の作り方
・水 1ℓ
作り方 ①水1リットルを沸騰させます。
②スイカの種を粉末にしたものを沸騰した水の中に入れます。
③飲める熱さまで冷ませば、出来上がり♪
飲み方 ・朝起きてからの空腹のときに飲むと効果的です。
・その後30分ほど置いてから、朝食を摂りましょう。
・週に2、3回飲むと効果的です。
スイカの種も腎臓にいいなんて、びっくりしましたね。
ぜひ、スイカの種の効能も体に摂り入れましょう。

スイカの皮もいい
スイカって、今まで赤色の果肉だけ美味しく食べていませんでしたか?
普通、スイカの身だけ食べて、スイカの皮は捨ててしまいますね。
でも、そのスイカの皮にも尿を生成するシトルニンとアルギニンがいっぱい含まれていて、利尿効果を促し腎臓にいい効能を発揮してくれます。
スイカは、果肉だけでなく皮も腎臓の老廃物を流してくれ、腎臓を元気にしれくれますよ。
その他にも、ビタミンA、ビタミンC、マグネシウム、セロトニンが含まれていて、体にいいこと間違いなしです。
暑い夏、寝苦しい日が続くこともありますが、スイカの皮に含まれているセロトニンは、睡眠を良くしてくれる効能があります。
これだけの効能があるのでしたら、ぜひスイカの皮も手軽にできる漬物にして頂きましょう。
スイカの皮で漬物の作り方
塩 適量
鰹節 少々
醤油 少々
作り方 ①スイカの皮をきれいに洗って、外側のかたい部分を除いて薄切りにします。
②切ったスイカの皮をビニール袋に入れて、塩を全体にまぶします。
③しっかり塩をまぶしたら、ビニール袋の空気を抜いて、冷蔵庫で1時間以上冷やしたら出来上がり♪
スイカ糖を試してみる
スイカは実だけでなく、種や皮にも腎臓にいい栄養素がいっぱい含まれているので、スイカ丸ごと煮詰めて作るスイカ糖は、豊富なカリウムが利尿作用を良くして、体内の余分な塩分を排出してくれ、腎臓の負担を軽くしてくれるだけでなく、むくみや高血圧の解消になります。
他にも、抗酸化作用のあるリコピンは、なんとトマトの1.5倍の分量があります。
美味しいというものではありませんが、ものすごい体にいいので、ぜひ試してみたいものです。
摂り方も一日3回スプーン1杯をなめるだけです。
スイカ糖の作り方
②ミキサーでジュース状にします。
③ジュース状にしたスイカ果汁を鍋でコトコト煮詰めていきます。
④煮詰めれば煮詰める程、濃度が濃くなりますので、お好みの濃さで仕上げます。
⑤よく冷ましたら、冷蔵庫で保存します。

腎臓の悪い人は注意
腎臓のいい人にとって、スイカは実だけでなく種も皮も丸ごと腎臓に良い働きをしてくれますが、腎臓の悪い人にとっては、カリウムの蓄積を起こす可能性が考えられ、危険な状態になることも考えられるのです。
腎臓が悪くない人にとって、スイカは水分が多くてカリウムの含有量も多いので、利尿作用もあり、塩分も排出されるので腎臓にいいのですが、腎臓の悪い方は尿からの排泄能力が低いので、カリウムが血中に蓄積してしまう恐れがあります。
カリウムの血中濃度があまりにも高くなると、不整脈やしびれなど起こします。
腎臓の悪い方は、医師によく相談の上対応していくことが望ましいです。
スイカと天ぷらは、食べ合わせが良くなく下痢をすると昔から言われていますね。
まんざら迷信ではなく、スイカを食べると内臓も冷やされますので、その直後に熱い天ぷらを食べると、内臓の温度差が激しくなり下痢を起こすとう訳ですね。
スイカを一度にいっぱい食べた後に、天ぷらを食べるのは控えた方がいいかも知れませんね。
スイカの選び方
ちなみにスーパーでスイカを買うときに、いいスイカの選び方ですが、中指と親指で丸めて指ではじいて、ポッーンと音が鳴るのが果肉が引き締まった美味しいスイカです。
指ではじいて、ボーンと鈍い音が鳴るのは果肉がスカスカなスイカです。
夏の風物詩であるスイカをせっかく頂くのですから、いい美味しいスイカを選んで食べましょう。

おわりに
スイカは、腎臓にいい効能があります。
スイカの成分のシトルニンやアルギニンが尿を生成してくれ、カリウムが利尿作用を良くしてくれて、ナトリウムを排泄してくれます。
それも実だけでなく、種も皮も同じく腎臓を癒してくれます。
腎臓は、体内の老廃物を排泄したり、血圧を調整したり、血液を作る司令塔の働きをする大切な臓器です。
夏は、スイカの実を食べるだけでなく、種はお茶にして、皮は漬物にしてスイカまるごと健康に役立たせましょう。
暑い夏、スイカで乗り切りましょう。
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