「辰吉丈一郎のボクシングはすごかった」と。
彼の両腕をグルグル回すパフォーマンス・ノーガードで打ち合うボクシングスタイル。
試合前の相手選手との舌戦。
口下手な対戦相手だったら、大変であっただろう。
あれだけ饒舌に舌が回るのは大したものである。
戦績も8試合目で世界タイトル奪取とは、記憶にも記録に残る選手なのは間違いないであろう。
そんな辰吉丈一郎さんの現在だが、ちょっとろれつが回っていないのが気になるのは、私だけだろうか。
何しろ、やっていたのがボクシングだから。
今日は、辰吉丈一郎さんと同い年で、彼の活躍ぶりに励まされそれなりに人生を頑張ったおっさんである私が、辰吉さんの過去と現在を書きました。
気になるろれつ
現在の辰吉丈一郎さんの言動をテレビで見ていると、確かにろれつが回っていなく、もしかしてパンチドロンカーと心配してしまうほどの、舌が回っていない状況である。
他の引退後のボクサーの言動と比べても、辰吉丈一郎さんのしゃべりは酷くろれつが回っていないように思われる。
でもよく考えると、
現役時代の若いころ、彼はあまり興味の示さないことや、集中力がかけて話すときは、結構ろれつが回っていないときも多かった。
それが、酷くなっただけなのだろうか。
確かに現在の彼のしゃべりぶりを見ていると心配である。

見事なボクシングスタイル
辰吉丈一郎さんのボクシングスタイルは凄かった。
記録にも記憶にも残る選手だあったことは、間違いないしファンに夢と感動を与えるボクサーであったことも事実である。
私の記憶に残った試合は、薬師寺戦。
マック栗原という巧妙なトレーナーの作戦、「網膜剥離の後の右目を狙え」の徹底した右目を狙ったパンチの応酬。
辰吉丈一郎さんはほとんど言わないが、実は1ラウンド目に実は左掌を骨折していた。
なのでほとんど右だけでの戦い。
左ジャブが思うように打てないので、どうしても薬師寺のパンチをまともに喰らってしまう。
そうなれば、マック栗原の手中にはまる。
辰吉丈一郎さんの顔は、回を重ねるごとに腫れあがり、見るも無惨な恰好になる。
しかし、ここからが凄かった。
辰吉丈一郎さんは、一向に衰えることなく、むしろ勢いが増していった。
後々薬師寺が語っているが、あれだけパンチがまともに当たっても、一向に勢いが衰えなかった辰吉さんは凄かったと。
まさにボクシング史上の名勝負であった。
ボクシングスタイルから現在を見ると
名勝負の薬師寺戦だけでなく、すべての試合において辰吉丈一郎さんは、ノーガードでのボクシングだった。
これはボクシング経験者から言わせてもらうと、「怖い」「危ない」「危険」である。
ただでさえ、頭を強打されるスポーツである。
ノーガードで頭部が開いた状態で戦うのは、とんでもなく怖いものであるし、危険なものだ。
そこで気になるのが、後遺症である。
いわゆるパンチドランカーというものである。
現在の辰吉丈一郎さんの話しぶりを見ると、ろれつが回っていないときが多い。
元々興味がないことを話すときは、そんな話し方をする辰吉丈一郎さんだったが、あれだけのパンチをノーガードで受けていたのだから心配である。
現在の辰吉丈一郎
2008年と2009年のタイでの試合後、現役としてのリングはないようである。
ただ現在でもジムワークを行っているようである。
次男の寿以輝さんもプロデビューし、順調に勝ち進んでいる。
偉大な父のプレッシャーに負けないように頑張ってほしいものである。
夫婦で息子の試合を観戦されている映像を見ると、夫婦仲良くて素晴らしいと思う。
テレビで拝見したが、家族の料理は辰吉丈一郎さんが作るそうである。
料理の腕も良く、奥様も満足げに食べていたのが印象に残る。
こういう人間的で優しい面が、彼のカリスマ性として華々しかったところだろう。
以前テレビで、本気で世界チャンピオン返り咲きを狙っていると言っていたが、年齢的にも50歳前、さすがにそれは厳しいと思う。
フツーの選手なら、現役の頃あれだけ絞った練習をしなくなるものだが、辰吉丈一郎さんは、今でも練習をしている。
それだけ好きなものがあるのは、羨ましい限りである。
今の社会、ニートや引きこもりが多いが、辰吉さんのように生涯かけて打ち込めるものを探すのがなによりだろう。
辰吉丈一郎さんの一ファンの私なりに、辰吉さんの現在を見させてもらうと、パンチドランカーのような病気ではないと思う。
あくまで一ファンの私の推測だが。
もしパンチドランカーのような脳に後遺症の残る病気ならば、練習などできないであろう。
また家庭サービスなんかする気にならないし。
そういう面から見ると大丈夫だろう。

今後にも期待したい
辰吉丈一郎さんのボクシングファンとしては、ボクサーの育成に力を貸してほしい。
どの選手よりも練習を欠かさなかった努力の賜物としての天才を若い世代に伝授してもらいたいものである。
もし現役時代の辰吉丈一郎さんを思い浮かべるような選手が現れたら、それはもう一度ボクシング人気到来であろう。
華麗なステップ、素早いコンビネーションのパンチ、それと舌戦。
これだけの実力と人気のある選手を育ててもらいたいとやはり思ってしまう。
現在の辰吉さんに期待したい。
息子の寿以輝選手にも期待したい
辰吉 丈一郎さんの次男の寿以輝さんも2014年11月にスーパーバンタム級で、プロデビューを果たしました。
ユーモアある話し方は父親ゆずりで、美形な顔立ちは母親ゆずりに見えます。
現段階では、7戦7勝といいペースで進んでいます。
父親が偉大すぎるので、さぞかしプレッシャーもすごいと思います。
息子の成長に、「あれでは金にならん!!」と辛らつな評価もしている辰吉丈一郎さんですが、内心では息子のボクシングに気が気でないでしょう。
辰吉丈一郎さんご自身、やさしい性格ですから。
今後の寿以輝さんの戦績に注目したいです。
まとめ
辰吉丈一郎さんの現在も、相変わらずボクシングを愛し、練習しているようである。
気になるろれつが回っていないのは、素人判断だが、病気ではないように思われる。
もしパンチドランカーのような病気だったら、練習なんてできないろう。
あれだけファンを魅了したノーガードでのボクシングスタイル。
今の辰吉さんの状況を見れば、心配するファンも多いのはわかる気がする。
関連記事
辰吉丈一郎の現在!彼は病気ではなく正真正銘の天才であった
辰吉丈一郎パンチドランカー説!ファンとして一番心配していた