この長引く不景気なので、景気付けに熊手を買ったのはいいが、どこに飾ったらいいのか・・・・?
家に帰ってから、あれっ どうしようかと悩んだことはありませんか。
私も以前、酉の市に初めて行って、酉の市のお店の方の威勢の良さに押されて買ったのはいいが、家に帰った瞬間「あれっ 熊手ってどこに飾るの?」って我に返ってしまいました。
「しまった! 買うときに聞いておけば良かった。」
と思っても、これこそ後の祭り。
縁起いいい飾り場所はないかな?
って悩んで困ってしまった体験とその後のご利益の程を書きますね。
皆さまのご参考になれば幸いです。
では、見ていきましょう。
熊手を買ってしまった経緯
商売繫盛の神頼みのノリで酉の市に行きました。
酉の市に行くと、お店の人の威勢がいいこと。
そりゃー商売繁盛するだろうなぁーってくらいの威勢の良さでした。
自営業の会社も従業員も少しですが増えてきて、そろそろ僕と女房だけの会社じゃなくて雇っている従業員のみんなのことも考えて、いっぱい儲けを出したいと思っていた頃でした。
そんなときに同業他社の社長が、毎年景気づけに酉の市に行っているっと聞いて、じゃー僕と内の専務の女房でとりあえず、行ってみようかと。
いってみると威勢の良さでテンションが上がりました。
よっし! いっちょうやってみるか! とその気になれるお祭りでした。
そこで、熊手を買いました。

飾り場所は?
そのままワイワイ酉の市を楽しんで、熊手を買って、
「よっしゃー、明日から仕事を頑張るぞ!」と気合が入ったのはいいが。
「この熊手どうするの?」
あっ どこに飾ればいいか聞くのを忘れた!
お酒も入っていたので、飛んだ失敗をしたと言っても、これこそ後の祭り。
あっそういえば、そういうのに詳しい友人がいました。
その友達に聞いてみました。
神棚がいいって
その友達は、神社だの、パワースポットだの、まじないなどに興味がある一風変わっている友人でした。
そう親交のない友人でしたが、熊手をどこに飾っていいのか思いつかなかったので、電話して聞いてみました。
すると、「人間の背より高い位置で縁起のいい場所だったらどこでもいいとのこと」。
「玄関でもいいし、居間の壁でもいいと」。
「でも、その年の縁起のいい方向に向けて飾らないとダメ」。
と、なんか面倒くさそうと思っていると、
「神棚があったら、神棚に飾るのが一番いい。」
「縁起もいいし、人の背よりも高い位置にあるし、グラスに突きさして飾れば簡単!」
なるほど、壁や玄関に飾ろうとすると、熊手を針金で巻いて輪っかを作って、壁に釘を刺してってなんか大変。
その点、神棚だったら、壁に釘を刺さなくていいし、方角は関係ないし。
神棚に熊手を飾るメリット
結果的に思うと
その理由は、取付に手間がかからないのも大きな要因でしたが、神棚は、日々の生活の中で、やはり意識します。
私は、いつも朝身支度が終わったら、神棚に手を合わせる習慣があります。
別段特別な信仰があるわけでもなく、ただ幼いころから、祖父がしていたのを見ていたので、そのまま習慣として引き継いだだけなのですが。
熊手を神棚に飾ると、いつも手を合わせるだけなのが、ちょっと変わってきました。
なんか熊手を見て手を合わせると、「神様、よろしくお願いしますよ」だけでなく
熊手を意識するようになりました。
不思議なものですね。
そういえば、江戸時代から伝わるもので、熊手が運を引き寄せてくれる。
段々意識するようになります。
あるときは、「得意先から大型な受注欲しいな、取れたらいいなぁ」と思っていると朝、神棚に飾っている熊手に呼び掛けてましたね。
「どうか受注をお願いしますよ。いっぱいね」と。
またあるときは、体調を崩しかちな従業員がいると、熊手に向かって、
「あの子の体が治りますように。」と願かけしますね。
そうやっていると、不思議にいいことが少しずつ少しずつ起こるようになってきました。
もちろん、これは熊手のご利益でもなんでもないと思いますが。
でも毎朝毎朝、従業員の健康を祈ったり、会社の繁栄を祈ったりする習慣を持つと確実に結果が違ってきました。
売り上げも良くなれば、社内の雰囲気も良くなってきましたね。
意外でしたね。
毎朝、願掛けして会社に行くだけでこんなに結果が違ってくるとは。

その年一年振り返ると
神棚に熊手を飾るようになってから、仕事にも気持ちが乗るようになりました。
分析すると、毎日毎朝、熊手に向かって、従業員の健康や取引先の繁栄やいい関係という人のことを祈っていると、運勢が上向くようです。
意識の力って凄いですね。
まるで、本当に熊手が福を掴んで持ってきてくれているようでした。