今年も残すところわずかになりました。
皆さんにとって、今年はどんな年でしたでしょうか?
そうそう大晦日と言えば、年越しそばを食べるのが恒例となっていますね。
毎年大晦日になると、何気なく食べている年越しそば。
私の独身の時は、街の立ち食いそばで一気に食べて済ました時もありました。
なんか懐かしく思い出します。
思い起こせば自分の生活に合わせて食べていた年越しそば。
そもそも「いつ食べるのが正しい」って言うのがあるのでしょうか?
縁起物たから、知らないだけで実は食べるタイミングがあったりして。
いや、誰も教えてくれないからないでしょうと思ったりして。
ちょっと疑問になりましたので、今日は年越しそばを食べるタイミングについて
書いてみました。
年越しそばはいつ食べるのが正しい?
一年の締めくくりとして食べる年越しそば。
縁起物ですが、いつ食べるのが正しいというのはないそうです。
江戸時代中期からの文献を読んでみても、「いつ食べるのが正しい」という記載はなかったです。
記載に残っているのは、宝暦6年の「眉斧日録」に「闇をこねるか大年の蕎麦」と書いてあるだけでした。
「大年の蕎麦」とは「大晦日の蕎麦」のことです。
(年越しそばのルーツは、鎌倉時代説・室町時代説もありますが、今の蕎麦になってからのものは、江戸時代中期の説を定説と見ていいようです。鎌倉時代説と室町時代説は、まだそば餅のような食べ物を食べていたようです。)
蕎麦は切れやすいものから「今年一年の災厄を断ち切る」という縁起物で、大晦日に食べればいいとのことでした。
皆さんが食べている時間は?
あるアンケートによると、年越しそばを食べるタイミングですが、
除夜の鐘が鳴るころ・・・約35%
昼食で食べる・・・約5%
それに夕食だったら、具沢山の年越しそばを食べれるかも。
大晦日の夕食のメニューは、大半が蕎麦ということになりますね。

お勧めの時間
私がお勧めする年越しそばを食べる時間帯は、夜9時から10時ごろです。
大晦日は、夕食を家族で食べ、その後ダラダラとみかんを食べながら、7時15分から紅白歌合戦を見て、そろそろテレビを見疲れたなと思うころに、年越しそばを家族て頬張るってのはいかがでしょうか。
一年の最後の日の夜は、年越しそばを食べながら家族団らんもいいと思います。
一年の締めくくりを家族でのんびり穏やかに締めくくると、最後良ければすべて良しで、今年一年いい年で終われますよ。
お勧めの具
せっかく一年の締めくくりとして年越しそばを食べるのですから、具もこだわってみたいですね。
縁起のいいものをトッピングして、家族団らんの会話に使いましょう。
・海老天ぷら
あるアンケートでは、年越しそばのトッピング人気NO1の具材です。
海老は、腰が曲がることから「長生きのシンボル」として日本中で親しまれています。
一年の締めくくりとして豪華にかき揚げと海老天ぷらをトッピングするのもいいですね。
・ネギ
一年を振り返って、今年はしんどかったなぁー、苦労したなぁーと思う人向きのトッピングです。
成分的にも、栄養価満点で疲労回復や風邪の予防にもなります。
ネギは、一年の苦労をねぎらうという意味で、頑張った自分を褒めながら、締めくくりに
食べるのはいかがでしょうか。
・ニシン
語呂合わせで「二親(にしん)」で子宝に恵まれるように縁起担ぎに使われます。
新婚さんで来年子供が欲しい方は、年越しそばのトッピングはニシンにするのは
いかがでしょうか。
・卵
独身の方に最適。生卵を落とすだけの月見そばは、簡単に作れるので便利です。
卵は、栄養的にも満点。
簡単に済ませたい方用のトッピングです。

食べてはいけない時間
「年越しそば」という名前ですが、年を越しながら食べるのNGです。
名前で判断すると、年を越しながら食べるお蕎麦と思いますが、縁起物として蕎麦は切りやすいことから、今年の災厄を蕎麦のごとく断ち切るとの由来で風習として伝わっています。
年を越しながら食べると災厄を来年に持ち越してしまうのでNGです。
また年が明けてから食べるのも同様にNGです。
年越しそばの思い出
私が独身で一人暮らしの頃、大晦日と言っても別にすることもなく、会社も休みなので、普段通り休みの日に行くスポーツジムに行き、帰りに駅の立ち食いを頬張っていました。
お店のおばちゃんから、毎年大晦日なのにここで年越しそば食べるねぇ。
早く家族もたなぁ。
と毎年言われていました。
来年こそは、親になりたいとの語呂合わせでニシンをトッピングしてもらってました。
一人で年越しそばを食べて、一人で新年を迎える。
寂しいのやら、気楽でいいのやら。
どちらにしても、いま思うと気楽な独身時代のいい思い出です。
子供の頃は、いつも帰りの遅いお父さんが大晦日の日はずっと家にいました。
夕食を家族で食べ、紅白歌合戦を家族で見るのが毎年の恒例でした。
夜の10時頃、母親が毎年違う具材の年越しそばを作ってくれました。
子供ながらに毎年違う具材! よく去年の具材を母は覚えていて違う具材の年越しそばをつくってくれるのだなぁと感心していました。
自分も親になった今、妻が去年作ってくれた年越しそばの具材を忘れてしまっています。
こんな私は親失格だなとつくづく思います。

まとめ
年越しそばは、江戸時代に定着し、蕎麦は他の麺類よりも切れやすいことから、「今年一年の災厄を断ち切る」という意味で、大晦日の日に食べる風習です。
食べるタイミングについては、大晦日中に食べればいいものでした。
家族のいる方、独身の方、友人と食べる方、各々都合のいい時間帯に食べましょう。
ただ年を越しながら食べることや年が明けてから食べるのは、災厄を持ち越してしまうということでダメです。
具材も語呂合わせで、ゲンを担いで入れると願いも込めて楽しむことができます。
今年最後に食べるものは、年越しそばで締めくくっていい年を迎えましょう。