いつも母の日が近づくと今年は何をプレゼントしようかな と悩む人も多いかと。
日本では、カーネーションを贈るのが定番中の定番ですが、なぜカーネーションを贈るようになったのでしょうか?
母の日の発祥はアメリカで日本と同じ5月の第2日曜日に行われます。
カーネーションを贈る習慣もアメリカから日本へ移りました。
現在、母の日というと商業ベースでサービスや品物が盛んですが、一度母の日がどういう経緯で生まれたか、知っておくのもいいと思います。
習慣なるには、それなりの深い意味や由来があります。
知っていると、母の日により一層感謝を持てるはずです。
ここではアメリカの母の日の由来と習慣になった理由について書きます。
母の日に何かプレゼントしたい方。
いつもよりもっと感謝の気持ちを伝えたい方。
必見ですよ。
アンナの母への想いから母の日に何をするかを考えましょう。
きっとお母さまに伝わるものが違ってきますよ。
アメリカ発祥の由来
アメリカで唯一の内戦であるアメリカ南北戦争、奴隷制度をめぐっての激しい戦争でした。その南北戦争終結直後の1870年、ひとりの女性活動家ジュリア・ウォード・ハウが「母の日宣言」をしたと言われています。
その「母の日宣言」は、夫や子供を戦場に送ることを拒否しようという宣言でした。
戦争さなかになんとも女性らしい、母らしい宣言ですね。
この動きで助かった方もいたはずです。
なんでもこの「母の日宣言」は、「母の仕事の日」と称して南北戦争中にヴァージニア州で敵味方関係なく、負傷兵の救護を行うために地域の女性を結束させたアン・ジャービスという女性の活動にヒントを得たものでした。
二人とも素晴らしい女性です。戦争中に敵味方関係なく負傷兵の救護や衛星状態を改善するために動くなんて。
しかし残念ながらこの運動も結局普及することなく、影を潜めてしましました。
アメリカで習慣になった理由
アン・ジャービスの死後から2年の1907年5月12日、娘のアンナが亡き母を偲んで、母の思い出がたっぷりである母が教師をしていた日曜学校の教会で記念会を開いて白いカーネーションを母へ贈ったのがいまのアメリカや日本で行われている母の日の起源とされています。
娘の母を偲ぶ思い、敵味方関係なく負傷兵を救護した母の姿、多くの人の共感を呼んだのでしょうね。
まさに母の日に定められるほどの博愛の女性だったと思います。
アンナへの母への想いに感動した人々は、翌年の1908年5月10日に教会の生徒と母親たちが母の日を祝いました。母を本当に偲ぶ大切さに共感して。
そしてアンナは参加者全員に母が大好きであったものを手渡しました。
それが白いカーネーションです。それから母の日に送るプレゼントとなり今日のアメリカや日本で行われている母の日の形になりました。
その後 19014年に母の日は、アメリカの記念日になったもです。
なんと母の日は、アメリカ史上唯一の内戦である南北戦争で傷ついた兵士の救護と衛生状態を改善するために、女性を結束させた素晴らしい母を偲ぶ日。
そしてその母の死後、母を想う娘の気持ちから始まったのですね。
現在のアメリカの母の日
現在もショッピングモールや百貨店で母の日が近づくと母の日ギフトカードやカーネーション、母が喜ぶ商品の宣伝で溢れかえっています。商業的な盛り上がり方は日本も同じですね。
アメリカから日本にキリスト教関係者を通じて伝わったので、祝い方は日本と変わらないのかも知れません。
ただアメリカの場合は、母となる人全員が対象となるようです。
例えば、母から子供を持った娘へとか旦那さんから子供を持った奥さんへというように。
アメリカの母の日の日本と違うところは、妻の日とも思えるぐらい子供がいる妻にはサービスされる日になっています。
主人は、子供の世話をするから外出して楽しんでおいでと美容院やエステ、ネイルやサロンが母の日メニューで大賑わいです。
妻は、ここぞとばかりに羽を伸ばすのが習慣のようです。

幼い子供たちは、学校でギフトカードに母への感謝の気持ちを書いたり、子供も積極的に母への想いを向けます。
アメリカの主人は、自分の母にもお花を贈ったり、妻にはレストランへ連れて行ったり、子供の世話をしたり大変な様子です。
奥様と母親の誕生日が年に二度あるような祝い方です。
その辺の熱の入れ方も日本とは、文化の違いか若干違うようです。
まとめ
アンナの母を想う気持ちをよく理解して、母の日を思い直すのもいいですね。敵味方関係なく兵士をお世話した母の母性と男性も女性もすべての人は、母から生まれてくること。
母は偉大なりと思えてきますね。
どうしても商業ベースの宣伝やサービスに目がいってしまいがちの今日、
一度、生んでくれた母に、私の命を身ごもってくれた母に、
深々とお礼する尊い気持ちを添えて、プレゼントしたいですね。
我がルーツは母からであることを気付く日にしたいものです。