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雑学・教養

松茸が栽培できない理由は独特の生態にあった!

投稿日:2017年7月16日 更新日:

松茸って、お値段がホントに高いですよね。

国産松茸なら一本 安いので1,500円、高いのでしたら10,000円もします。

他のキノコと比べると、椎茸なら1パック 270円、えのきなら1袋 100円、エンリギ1袋100円0が二桁違いますね。

同じキノコ類なのに、どうしてこれほどまでも値段が違うのでしょうか?


もちろん、松茸特有の香りのある無しもあります。

松茸の収穫量が減ったという理由もあります。


でも一番大きな問題は、松茸は人工栽培できないからです。

同じキノコ類なのに、これほどまで値段が違うのはここに理由があります。


今日は、松茸が人工栽培できない理由について書いていきます。

それがわかると、これだけの高価なのも納得できますよ。
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松茸が人工栽培できない理由

松茸が人工的に栽培できない理由は、松茸の特有の生態にあります。

「菌根菌」という種で、生きた植物の根と共生して育ちます。

松茸は生きたアカマツで樹齢30年以上のものの根元でしか育ちません。


アカマツの根元で糖分を吸収して、その代わりにアカマツがリンやカリウム、水分を吸収しやすいようにすることで共生して生きています。

アカマツとの相互互助の関係で共生して生きているのですね。


この松茸が相互互助で共生している生態が、人工栽培を難しくしているのです。


椎茸やエノキタケのように、木に寄生して育つ場合は、木から栄養と吸い取るだけなので、木が死んでいてもかまわないので、人工栽培は可能です。


松茸のように、生きたアカマツで樹齢30年以上となると、人工栽培をするのはハードルが高くなりますね。

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人工栽培の研究経過

信州大学農学部と県林業総合センターは、松茸の人工栽培の研究をしています。

研究テーマは2つで、
・自然感染苗の検索
・感染苗木の養成
自然感染苗の検索とは、自然の山で松茸の菌が付いたアカマツを探し、他の山に持っていっても育つかどうか、という研究です。

感染苗木の養成とは、アカマツの苗木をシロの近くに植えて、松茸の菌を付着させた後、別の山にその苗木を持っていても、菌が定着するかどうかの研究です。


一回目の実験は、木に松茸の菌を付着させることはできたのですが、その後、木が枯れたり菌が死んでしまって、松茸の人工栽培は失敗に終わりました。
再度の挑戦で、アカマツの苗木の数を前回の21本から100本に増やして実験しています。



都立菌糸研究所では、松茸の菌を動物の脳に植えつけ、寄生させることにより天然の松茸に近い形で成長することがわかったと言います。

松茸の生育の土壌として、カエル、ツバメ、サルとさまざな動物の脳を試したところ、ハムスターの脳が最も天然の松茸の培養に適したということです。

今後の研究成果を見たいものですが、個人的にはハムスターの脳で育った松茸は食べたくない気がしますね。


今後の研究の成果と市場の反応を見たいものです。

 
 

現状の松茸の事情

現状人工栽培は難しく、天然物も松茸の減少や里山が荒れ放題になっているので、松茸は減少の一方となっています。


昭和初期のように、蒔きで風呂を沸かす時代なら、人が山によく入るのでアカマツの根元の落ち葉も掃除をし、適当に伐採もし、松茸の生育にふさわしい環境が作られていました。
その頃は、年間6,000トンから10,000トンの収穫量がありました。


しかし、現代のように林業従事者の減少に伴い、山は荒れ放題となり、里山管理は地方の課題となっています。

現代では、年間40トンの収穫量となっています。


今のままでは、松茸の収穫量は減少していく傾向にありますので、国産松茸の値段は今後もさらに高くなることが考えられます。
 
 

まとめ

松茸が、生きたアカマツの根元で共生して育つという生態のため、人工的に環境を作るのが難しいですね。

また痩せた土でしか生育しなく、雑菌に弱いデリケートな生態のため、なおさら難しいです。


動物の脳に寄生させて、松茸を栽培するという研究が、都立菌糸研究所でされていますが、今後の成果を見ていきたいものです。

消費者の反応もどうなるか、見ていきたいものですね。


今のところ、滅多に口にすることができないので、高級食材として価値があると納得するしかないようですね。
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