餌を食べる姿や車輪で遊ぶ姿は本当に愛らしいですね。
かわいくてかわいくて癒されます。
でも気をつけて飼わないと、ショッキングなことが起こります。
ハムスターの共食いです。
これにはびっくりしますね。
あれだけの愛らしいハムスター君が共食いするなんて!
今日はハムスターが共食いをしてしまう理由とその防止策をまとめてみました。
初めてハムスターを飼う方、一度共食いにあってしまった方、ぜひご覧になって下さい。
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ハムスターは本当に共食いするのか
1つのゲージの中に複数のハムスターを飼っていると、ある日突然、一匹が消えてしまっていたってことはよくあることです。私の職場の友人も、ある日突然ハムスターが、いなくなっていて、ショックを受けていました。
本当にこんなことあるのだろうか?って経験のない方は思われているでしょうね。
あんな可愛らしいハムスターが共食いするなんて。
私もそう思っていました。
でも、意外や意外、本当に共食いするのです。
いや、厳密には、共食いする場合と結果的に共食いしてしまう場合の2つのパターンがあるのです。
ではでは、ここで本当にハムスターが共食いをするのか?
動画を用意していますので、信じられない方で見ることが可能な方は見てください。
でも正直ショッキングな動画なので、そういうものが嫌いな方は飛ばして読んでいってくださいね。
ショッキングな動画でしたが、ハムスターは本当に共食いするのです。
やはりハムスターは共食いなんかさせずに愛らしい、可愛らしいまま育ててあげたいですね。
そのためにはハムスターの習性を勉強しなければいけません。
では、なぜ共食いするのか見ていきましょう。
結果的に共食いしてしまう場合
ハムスターの習性は野生下では一匹で生活して、集団生活をしていません。そのため縄張り意識がすごく強く、オシッコもものすごく臭いのです。
これはマーキングの習性の一種で、ここが私の縄張りだよって他のハムスターに示す動物独特の匂いなんですよ。
広い野生の中で一匹で生活しているハムスターが、突如、ゲージの中で何匹も一緒に飼われたらどうでしょう。
出ていけ!出ていけ!とさかんにお互い縄張り争いしますよね。
となると、自然界の掟で強いものが勝ち、弱いものが負けるという結果になります。
強いハムスターが、弱いハムスターにさかんに出ていけ出ていけと体当たりします。
自然界とは違って狭いゲージの中では弱いハムスターは、逃げる場所がありません。
となると、強いハムスターは弱いハムスターが弱って死ぬまで体当たりして追い詰めます。
最終的に弱いハムスターが死んでしまうと、それは強いハムスターにとっては餌でしかありません。
なので結果的に食べられてしまいます。
この縄張り争いでは、決してかみ殺すことはないそうです。
死んでしまったハムスターに死に至る決定的な傷がないため、ストレスで弱って死ぬと見るのが妥当なところです。

防止策① 複数匹飼いをしない
ハムスターを飼うときは、ゲージ内に一匹にしておきましょう。もし、複数匹飼育したい場合は、別々のゲージに一匹ずつ飼うのがいいです。
交尾をさせる場合も、子作りが終わったらオスとメスを別々のゲージにうつしましょう。
よくあるのが、同じゲージで飼っていても、喧嘩もせず仲がいいから大丈夫と言われる人もいますが、ある日突然、一匹が消えてしまっていることがあります。
2匹同じゲージに入れて、最初は仲良さそうにしていても、本能的に縄張り意識を持つ動物なので危険です。
必ずゲージ内に一匹で飼育しましょう。
共食いする場合
もう一つの理由に、母ハムスターが子供を食べてしまうことがあります。これもびっくりしますね。
人間ならありえないことなんですがね。
でも、母ハムスターをかばってお話しますと、ハムスターは小動物のなかでもとても繊細な性格の持ち主なのです。
育児中は、気をつけてほしいことがあります。
・母親にストレスを与えない
・赤ちゃんハムスターには触れない
飼育する場合、少しこのあたりに気を配ってあげる必要があります。
では、ひとつひとつ防止策を見ていきましょう。
防止策② 育児中はたっぷりの餌を
初めに食料不足による子食いの防止策です。育児中母ハムスターは、ものすごく子供への食糧補給に気を使っています。
なにしろ一度に複数匹生むため、それだけの母乳が必要となるからです。
母ハムスターが食料不足と感じないように、たくさんの母乳が出るほどの餌を与えましょう。
この時期は特に余るほどの餌を与えることが大切です。
また栄養価にも気を気を張ってあげましょう。
栄養分の高い煮干しやチーズ、ピーナッツ、ニンジン、サツマイモやほうれん草などの食物を与えてあげるとよいでしょう。

次に子供たちがミルクを卒業し、自分で餌を食べるようになった時にも子食いは発生します。
子供たちの餌の確保は、もちろん母ハムスターの役割で、餌は巣穴の貯蔵室に貯蔵しています。
この時に母ハムスターが子供を大きくするだけの餌を貯蔵できないと判断したときに、子供を食べてしまうのです。
毎日一定の餌を与えていたのに、母ハムスターが子供を食べてしまったと言うこともよく聞くのは、ハムスターは貯蔵する本能のある動物なので貯蔵量で子供を育てることができるかどうかを判断してしまうからです。
決して毎日、一定の量の餌が与えられているから大丈夫と判断しません。
ですので、貯蔵量で育てられることができないと判断した場合、毎日餌を与えていても、子供を食べてしまいます。
防止策として、母ハムスターが餌を貯蔵したいだけさせてあげましょう。
防止策③ 母親にストレスを与えない
育児中に飼い主がゲージをのぞき込んだりすると、母ハムスターは過剰に反応してしまい、身に危険を感じて子供を育てることができないと判断して、子供を食べてしまいます。飼い主に母ハムスターが馴れている場合は大丈夫ですが、そうでない場合は、頻繁にゲージをのぞいたりして、ストレスを与えないようにすることです。
母親は無事子供を育てられるか、常に神経質になっています。
不用意に母ハムスターを刺激しないようにしましょう。

防止策④ 赤ちゃんハムスターに触れない
赤ちゃんハムスターは可愛いですが、触れることも避けましょう。触ると人間の匂いがついてしまいます。
それが原因で母ハムスターが自分の赤ちゃんではないと判断して、食べてしまうことがあるのです。
特に出産後は、気性も荒くなっていますので、赤ちゃんには触らないことが大切です。

まとめ
ハムスターは本当に可愛らしくて、ペットとしても人気のある動物です。そのため、習性をよく理解して飼ってあげないと、共食いという悲惨な結末を招いてしまいます。
しかし、きちんと理解していれば、そのようなことも起こりません。
またペットとして、愛らしい姿で飼い主を癒してくれます。
ハムスターが共食いをしないように大事に育ててあげましょう。
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