仕事や勉強に支障がでるばかりでなく、その時期一日中悩まされます。
しかも一度なると毎年かかるというさらにやっかいな花粉症。
内服薬や点眼薬ではどうしようもなく、注射も考えている方も多いと思います。
ただいざ注射となると、どんな注射なの?副作用は?回数は?本当に効くの?と気になることも多いはず。
そこで今回は、主な花粉症の注射3種類の詳細を比較検討してみます。
花粉症の注射の種類
主に3つの注射療法があります。・ステロイド注射
・ヒスタグロビン注射
・アレルゲン注射

では、各々の注射ごとに効果や費用、打つ回数や気になる副作用について紹介していきますね。
ステロイド注射
一度の注射でワンシーズンの花粉症の症状を抑えることのできる注射です。花粉症だけでなく、あるゆるアレルギー反応も抑えてくれる優れものの注射です。くしゃみ、鼻のむずむず、目のかゆみも1回の注射で改善されるため、驚くほどの効果を期待できます。
しかしそれだけの効果が出る代わりに副作用もあります。
考えられる副作用は、
費用は500円から1000円程度でそんなに高くないです。
ヒスタグロビン注射
花粉症の症状を抑える注射で人気のある注射でヒスタグロビン注射というものがあります。アレルギーは、免疫細胞のマスト細胞からヒスタミンという物質が過剰に放出されているため、それがかゆみやむずむずといって不快感として表れている状態なんですね。
「ヒスタグロビン」を注射することによって、ヒスタミンへの抗体をつくり、ヒスタミンが作られても耐性ができてアレルギー反応が抑えられるのです。
ですので、花粉症だけでなく、アレルギー全般に効果が期待できす注射です。
慢性的に花粉症で悩まれている方には、非常に有効な注射療法ですね。(効果には個人差があります。)
費用は、保険適用ですので、一回数百円で利用できるので負担も軽くていいですね。
回数は、だいたい花粉症の起こり始める年初めから行い、週2回ほどの注射で6回から10回ほど行います。
副作用は、比較的少なく安心できる注射です。
昭和42年から販売されて以来、一度も感染症を起こしたことのない安全性の高い注射であることも安心できますね。
通院する回数がかかるのが、ネックといえばネックですが、試してみるのもいい注射です。
アレルゲン注射
完全に花粉症からおさらばしたい方向けの注射です。もう鼻むずむずや目のかゆみ 一生やだ という方もいますよね。
微量のアレルゲン(アレルギー物質)を注射し、少しずつ量を増やして、身体の免疫力を上げ花粉症自体を発症しない体にする方法で、体質ごと変える根本治療なので、医師により計画的で慎重な注射治療がおこなわれるので安心です。
だから、副作用はほとんど出ないし、費用も保険適用で行われるのもいいところですね。
ただ治療が数年にわたるため、時間的余裕のある方やどうしても治したいと思う方にはいい治療法ですが、保険適用で行われるといっても治療が長期にわたるため、トータルで考えますと費用もそれなりにかかります。
途中でやめた場合、効果がなくなってしまうため、長期間で取り組める方やどうしても花粉症は、もういやだという方にはいい注射治療になりそうですね。
花粉症は何科に行けばいいの?
目のかゆみが一番困る でも鼻もむずむず の方・・・眼科鼻がむずむず一番困る でも目もかゆい の方・・・耳鼻科
このように一番困るところを受診すればいいと思います。
花粉症の時期は、特に耳鼻科は花粉症患者でいっぱいになりますので、事前に電話で混み具合いと念のため、注射をしてくれるかどうか尋ねておく方がいいと思います。
まさか、待つだけ待って、注射は打ってくれなかったでは、話にならないですからね。

まとめ
花粉症はホントに嫌なものですので、こういった注射を打ってもらうのも有効な方法です。注射の種類もステロイド注射、ヒスタグロビン注射、アレルゲン注射があります。
効能的な優劣では、ステロイド注射、アレルゲン注射、ヒスタグロビン注射の順になるでしょう。
しっかり押さえておかなければならないことは、副作用の点です。
ステロイド注射は、一回の注射で劇的な効果が出ますが、副作用も出ます。大事なご自身のお体です。後々で後悔しないためにもドクターによく相談しましょう。
そのため、花粉症対策として現実的に有効な注射は、ヒスタグロビン注射とアレルゲン注射ですね。
毎シーズンごとに約1か月間ほど通院するヒスタグロビン注射を選ぶか、何年かにかけて通院し花粉症にすっきりおさらばするアレルゲン注射を選ぶか、ご自身のライフスタイルによって決めましょう。
それぞれの特徴と通院回数や費用の点を比べ、よく医師との相談の上、ご自身にあった注射を選びましょう。
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