夏祭りでは、恒例の金魚すくいに人だかりがありますね。
金魚をすくいで金魚をすくったら、持って帰って飼ってみましょう。
案外簡単に飼えるものなんですよ。
飼っていると、人に懐いできますのでどうしても愛らしく思えてきます。
金魚鉢で泳いでいる金魚を眺めているとほんとに癒されますね。
それもそのはず、金魚掬いは江戸時代から行われており、金魚は長年私たちと親しい関係なんですよ。
でもいざ飼うとなると酸素のポンプや立派な水槽や濾過装置をつけるなんて・・・・って億劫になりますね。
そんな大層なものではなくても、もっと気楽にポンプなしの金魚鉢でも金魚は飼えるのですよ。
今日は、ポンプなしでも金魚を元気で長生きさせてあげる飼い方について書いていきますね。
ポンプなしで育てるコツ
大層な水槽やポンプ、ろ過装置などなしで手軽に金魚を飼ってみましょう。私は、近所の祭りの金魚掬いですくってきた金魚を7年ほど育てたことがあります。
(これはかなり長生きした方ですね。)
金魚ってかわいいですよ。
すぐに人に慣れてきて、金魚鉢に顔を近づけると、寄ってきますしね、本当に愛らしいですよ。
まず容器ですが、私は金魚鉢を使いました。
室内で飼う場合、金魚鉢でしたら、インテリアとしても部屋に映えますね。
できたら容器の口が大きい方が、空気に触れる部分が大きくなるので、口が大きく開いてあるものがあれば、その方がいいですね。
飼う匹数ですが、酸素不足を防ぐため、一匹にしました。
普通サイズの金魚鉢でも、水を2~3日に一回変えておけば十分大丈夫でした。
水を変えるときも、金魚がよってくるので可愛いかったので、その姿を見れば、水替えも億劫ではなくなりますよ。
水は水道水をカルキを抜くため、一日バケツの中で置いておきます。
これは必ずしてあげましょうね。

水草を金魚鉢に入れて上げましょう。
水草は二酸化炭素を吸って、酸素を出しますので、金魚の呼吸のためにも、水草を入れて上げましょう。
それだけではなく、金魚は好んで水草をつついて食べますので、金魚の餌になります。
また水草のなかに隠れて遊んだり、水草の中で戯れていたりしますので、金魚は水草が大好きです。
また金魚の餌の残りや糞をバクテリアが分解し、その分解物を水草が栄養として食べてくれますので水質もきれいに保ってくれるのですよ。
また金魚鉢に水草を入れていると、水草の緑色に金魚の赤色が映えて、金魚がきれいに見えますので鑑賞にもいいですよ。
空気の触れる面が多くなります。
・普通サイズの金魚鉢に金魚一匹にしておきましょう。
・水草は必ず入れて上げましょう。
金魚の酸素供給になるだけでなく、餌にもなり、水質浄化にもなります。
水草について
金魚は水草が大好きなので、必ず金魚鉢に入れて上げましょう。水草は、金魚にとって餌であり、水をきれいにしてくれるものであり、隠れ家でもあり、遊び場でもあるのですよ。
それだけ水草が大事だったら、どんな水草がいいのかって悩みますね。
実は、昔から金魚の飼育にとっておきな金魚藻という水草があるので、代用的な3つの金魚藻を紹介しますね。
マツモ

初心者でも簡単に飼育でき、繁殖できる水草です。
根を張らずに水面下を浮遊していることが多く、切れ藻でも十分増殖します。
アナカリス

悪環境でも成長する丈夫な水草です。
すぐ伸びてしまうので、トリミングが必要です。
カボンバ

土に根を張って繁殖しますが、別に水面に浮かべておいてもいいです。
ライトグリーンが魅力的な水草です。
どれも金魚藻として昔から親しまれています。
金魚藻も繁殖させて楽しむのもいいですね。
ため池や水路でも容易に採集できますが、寄生虫がついている可能性がありますので、必ずペットショップやアクアリウム販売店で買いましょう。
気を付けること
・金魚鉢の置き場所金魚鉢の置き場所は、室内でも直射日光があたるところは避けてあげる方がいいですが、水草の成長にも光は必要なので、窓際の少し離れたところや、室内灯の光がほどよく当たるところに置いてあげるのがいいです。
くれぐれも屋外は、金魚が猫の餌食になってしまうので、やめましょう。
・餌のやり方
金魚によっては、餌を与えれば与えるほど食べて、太り気味の金魚になってしまう場合や食べ残しの餌が水を濁らせてしまう場合がありますので、食べる分を把握して少な目に与えるほうがいいですね。
その方が食べ過ぎも防げますし、餌を残して水を濁らせることも防げますね。
万が一、金魚が空腹になってしまった場合でも、水草を入れて置けば、水草を食べてくれるので安心です。
・水の替え方
水道水のカルキを抜くため、一日置いた水道水を使います。
いきなり、金魚を新しい水の中に入れてしまうと水温の変化にびっくりしてしまい、最悪の場合、寿命も縮めてしまいます。
少し面倒ですが、かわいい金魚のためです。
ちょっと頑張って金魚をスムーズに新しい水に慣れるような水の替え方をしてみましょう。
・その金魚の入ったビニール袋をカルキを抜くため、一日置いておいたバケツの水の中につけます。
・その間に金魚鉢をスポンジで掃除します。
・20分ほど経ったら、ビニール袋から金魚をバケツの水の中に移します。
・金魚ごとバケツの水を金魚鉢に移し替えます。
この時、金魚が傷つかぬように手で添えて金魚を金魚鉢に水ごと流し込みます。

まとめ
江戸時代の浮世絵にも金魚掬いの絵が残っているように、昔から金魚は私たち日本人にとって近しいものでした。昔からそれだけ慣れ親しんでいたのですね。
それもそのはず、飼っていると懐いてくるし、餌をねだってくるし、ペットのような存在ですよ。
大きな水槽などなくても、金魚鉢で簡単に飼えて、充分長生きしますので、ぜひ飼ってみましょう。
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