風邪の引き始めは、喉からくるという人も多いはずです。
でもこじらしてしまうと明日 営業先で大事なプレゼンテーションがある、まずい、来週 後輩の結婚式の司会を頼まれている、幼い子供にうつると大変・・・・・と問題も多いはず。
大変だ!早く治さなくては。
安心して下さい。風邪の症状からくるのどの不快感は、その原因を知れば簡単に対処法が見つかります。
では、まずのどの痛みの原因を探っていきましょう。
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何故のどに不快感を感じるの?
疲労がたまっていたり、冬の季節の乾燥した状態のときなど、のどの奥にある咽頭や扁桃に細菌やウィルスが増殖し、炎症が起こった時に痛みを感じます。そして唾を飲むだけでも痛みを感じたり、声を出せなくなりと仕事や生活に支障が出てきます。
ただメカニズムは簡単で炎症の原因になっている細菌やウィルスを除去してやればいいだけのことですね。
(ただひどい場合は、すぐに病院に行ってくださいね。)
簡単です。ウィルスや細菌を除去しましょう。

簡単ケア
・うがいをまめにする
うがいは、かなり効果がでる対処法です。のどに不快感を感じるということは、目には見えないですがのどの奥や咽頭にたくさん細菌やウィルスがこびりついている状態です。
大変ですね。しかしご安心を。
うがいをすれば、のどの奥に付着した細菌やウィルスを洗い流してくれます。
正しいうがいの仕方
1、お湯また水を口に含み、口の中の食べかすを取るためにくちゅくちゅとうがいする。これは、のどの奥を洗浄するまえに口中を清潔にするために行います。
2、上を向いてガラガラと音をたててうがいする。
これは、のどの奥に付着した細菌やウィルスを除去する目的です。
のどの奥にある細菌やウィルスをうがいでシャッフルするイメージで行いましょう。
3、大きく口を開けてのどの奥の奥までうがいをする。
4、もう一度、口の中の異物や細菌を洗い出すために、くちゅくちゅとうがいをする。
うがいってお水でするの?
お水でもお湯で構いません。冬で水が冷たく感じるときは、ぬるま湯で行いましょう。
また殺菌効果のある市販のうがい薬や抗菌効果のある緑茶や塩水で行うのがよいでしょう。
(まれに市販のうがい薬では、種類によっては刺激が強すぎたりする場合があるので注意しましょう。)
外出から帰宅したときにうがい。また何時間かおきにうがいをしていると初期程度の喉の痛みなら治ることもおおいですよ。
・のど飴をなめる
のど飴でのどに潤いを持たせる
のど飴をなめると唾液が分泌され、のどに潤いがもたらされます。唾液が多く分泌されるとのどの奥の純毛が活発に動くため、細菌やウィルスを除去してくれるのでのどに不快感のある時には優れものです。
またのど飴の甘味が、免疫力をアップさせる脳内ホルモンのエンドルフィンややすらぎを感じる幸せホルモンのセロトニンを分泌させてくれます。
ですので、疲れた心身をシャキンとさせるにはいいものですね。
(ただ、過ぎたるは及ばざるごとしで食べ過ぎると、肥満やさらには糖尿病や高血圧という病気が待っています。ほどほどを目安にしましょう。)

市販ののど飴と医薬品ののど飴 どう違うの?
市販のお菓子メーカーの作っているのど飴の成分については、厳密な規定はないのです。つまりメーカーがのど飴って作れば、のど飴って販売できるわけ。
でも、のどを潤して唾液を分泌させることが目的だから、おいしそうに感じる味ののど飴をチョイスするのがコツ。
おいしく楽しんで治しましょう。
ただ、ツライのどの不快感には、医薬品ののど飴がお勧め。
医薬品ののど飴は、のどの不快感に有効性が認められた成分が入っています。
販売には、国の承認が必要なため、許可がおりた薬局やドラッグストアーでしか買うことはできません。
のどの痛みがツライ場合は、医薬品ののど飴がお勧めです。
医薬品ののど飴は、1日に服用する回数やその他が記載されていますのでそのあたり注意しましょう。
・濡れマスクをする
濡れマスクをする効果
ウィルスや細菌は乾燥時に増殖します。乾燥という環境が大好きなのですね。ですので湿度を保ってウィルスや細菌の増殖を抑えていきましょう。
案外、寝ている間にのどが乾燥し朝起きたらのどの調子が悪いってこと多いはず。
夜寝ている間に濡れマスクをして眠ると睡眠中に細菌とウィルスの増殖を抑えられて便利ですよ。
夜寝るときに濡れマスクでのどの湿度を保ちましょう。一晩すると朝、のどがすっきりしているのが感じられますよ。
濡れマスクの作り方
いたってシンプルで、ガーゼマスクの上3分の1を外側に折り曲げて水に濡らします。コツは、鼻にかけずに口元にあてるのです。
呼吸の保湿を保ちます。
紙マスクのときは、濡らした布に紙マスク2枚で使いましょう。

以上が簡単な対処法です。
うがいをしたり、のど飴をなめたり、濡れマスクをしたりと
簡単にできる対処法なので、喉に違和感を感じたらすぐに行ってくださいね。
軽いうちでしたら案外これで治ったりしますが、うっかりこじらせてしまった方や唾を飲むだけで痛みを感じるほどの症状になってしまった方は、簡単ケアとこれから紹介する入念ケアの両方でケアしてくださいね。
次はちょっと凝った入念ケアをご紹介しましょう。
入念ケア
・首元を温める
ネックウォーマーやマフラーで首を温めましょう。急にのどが痛くなり、ネックウォーマーやマフラーがないときは、タオルでもOK。
ウィルスや細菌は、寒さを好みます。
首元を温めてウィルスや細菌の増殖を抑えましょう。
皮膚の弱い方は、毛糸のマフラーよりもフリースのネックウォーマーがお勧め。
特に外出時、もちろん室内でも首元を温めケアしていきましょう。
また就寝時、首の後ろの大椎というツボにカイロを貼って寝るとのどの痛みや風邪全般に効きます。また免疫力もアップします。ぜひ、試してください。効果絶大です。
手先もポカポカ温まり、肩こりにも効果がありますよ。

・風門というツボにカイロを貼って温める
東洋医学では、風邪は風門というツボから入るとされています。首を前に曲げると飛び出る椎骨があります。そこから指2本下がり
さらに指2本外側に風門というツボがあります。
風門から肩甲骨と肩甲骨の間までカイロで温めれば、喉の痛みや風邪の引き始めにものすごく効きますよ。
効果てきめんです。ぜひ、試してみて下さい。

一人暮らしの方は、先に下着にカイロを貼り付けてから着るとOKです。
ただ、あまり高価な下着やお気に入りの下着は使わないようにしましょう。
なぜなら、カイロを貼りつけた後、生地が傷んでしまうおそれがあるので使い古した下着にしましょう。
・上尺沢(かみしゃくたく)を押す
ひじ関節を曲げると横シワがでますが、その外側から指一本分内側に入ったところに尺沢というツボがあり、上尺沢はそのやや上方にあります。ズーンと痛みが入るくらい押すことがコツです。
・喉の回復を助ける食材を取る
喉の炎症を抑える食材や粘膜の回復を手伝う食材を積極的に取りましょう。・レンコン
レンコンは喉の炎症や乾きを抑えてくれます。
特に生レンコンのしぼり汁がお勧めです。
・大根おろし
大根おろしも喉の炎症を抑えてくれる効果が期待できる食材です。
・キンカン
キンカンはビタミンCが豊富で粘膜も修復してくれます。
ビタミンAも含まれているので、免疫機能もアップしますので
喉風邪には最適です。
まとめ
風邪は万病の元を言われ、あらゆる病気や不調の引き金になります。特に喉の痛みは、風邪の引き始めにおこりやすい症状ですね。
のどの不快感の段階で風邪を治しておくことが大事ですね。
あれっ のどがイガイガって感じたら、すぐに簡単にできることから始めいきましょう。
入念ケアで書いてある 風門のツボにカイロを張って温めると呼吸も深くなってきて免疫力がアップするように感じますよ。
では、お体には気を付けてください。
ただ長引く場合やこれはひどいと思った場合は、できるだけ早く医療機関に相談してくださいね。急性声帯炎や急性咽頭炎、咽頭がんなどの可能性も考えられますので。